英会話は難しい・・・そう思っていませんか？
しかし、難しいというのは思い込みである場合が多く、実際の英会話ではそれほど高いレベルの英語力は求められていません。
まずは英会話に対する認識を改めて、正しい学習をしていきましょう。
そうすることで、英会話は必ずできるようになります！
英会話が難しいと感じる理由
英会話が難しいと感じる理由について考えてみましょう。それらの理由が解決できれば、英会話に対する意識が変わります。
言いたいことが言えない
言いたいことが言えないというのは、「英会話は難しい」と感じさせている一番の理由かもしれませんね。
言いたいことが言えない理由は主に次の2つがあげられます。
- 文法の知識がないため英文を組み立てられない
- 英文は組み立てられるけどすぐに口から出てこない
言いたいことが言えない場合、この2つのうちどちらかもしくは両方できていない可能性が高いです。
逆に言うと、これらが解消されれば、英会話はできるようになります。
学習法については後ほど解説しますので、そちらをご覧ください。
相手の言うことが聞き取れない
自分が話すだけでなく、相手の言うことが聞き取れないと英会話は成り立ちません。
特にネイティブが話す英語は速く感じるので、「英会話は難しい」と思ってしまいますよね。
これに関しては、それほど神経質になる必要はありません。
なぜなら、
完璧に聞き取れなくても状況から理解できる
からです。
我々が普段、友人や知り合いと会話をするときに、一字一句聞き取ったりしませんよね。
これは英語でも同じ。
だいたい70%くらい聞き取れていれば、相手が言おうとしていることはわかるはずです。
実際、上級者でも完璧に聞き取っているわけではなく、ある程度は推測を働かせて理解を補っています。
もちろん、リスニング力は高いほうがよいわけですので、そのための練習は必要です。
リスニング力をつける方法については後ほど解説します。
英会話は難しいという思い込み
もし難しいと思っているのなら、まずはその意識を取り除きましょう。
なぜなら、英会話は実際はそれほど難しいものではないからです。
先ほども触れましたが、その場の状況からお互いに言いたいことは伝わります。
うまく言えなければブロークンでもよいですし、それも無理ならジェスチャーでも意思を伝えることは可能です。
そう考えると、今のままの英語力でも英会話はできますよね？
英会話は所詮、人と人との会話。
伝えようとする意思があれば伝わるものです。
まずは今の意識を変えましょう。
英会話に対する考え方
英会話が難しいという思いは、考え方を変えることで解消できます。その具体的な考え方をお伝えしますので、英会話に対する意識を今すぐアップデートしましょう。
英会話は独学でもマスターできる
そもそも「英会話ができる」とはどの程度を指すのでしょうか？
たどたどしくても相手に伝わる英語が口から出てくれば「英会話ができる」と言えますし、ネイティブのようにペラペラに話せてはじめて「英会話ができる」とも言えます。
つまり、考え方によって異なるわけですね。
もし「英会話ができる＝ペラペラ」をイメージしているのであれば、英会話は難しいという認識を持つのは当然です。
しかし、ペラペラになるのは国内での学習では不可能に近いですし、仮に可能だとしてもとてつもなく時間がかかってしまいます。
ですので、当ブログではペラペラになることはおすすめしていません。
自分が言いたいことを確実に伝えられるようになる
これを目指していただきたいと思っていますし、このレベルなら国内での独学でも英会話をマスターすることは十分可能です。
どうでしょうか？これでよいと思いませんか？
海外に行かなくても、優秀な教材がたくさんありますし、オンライン英会話を使えばネイティブと会話することもできます。
こうした環境をフルに活用して英会話を身につけていく。
この意識を持てば、誰だって英会話はできるようになりますよ。
ノンネイティブの英語で十分
英会話では間違いを恐れず、どんどん英語を使っていきましょう。
私たちはネイティブではなくノンネイティブなので、間違って当然だからです。
世界にはたくさんのノンネイティブがいますが、彼らはいつも正しい英語を話しているわけではありません。
間違いもたくさん含まれていますが、彼らはそんなことを気にせず、堂々と英語を使っています。
※ちなみに、英語を話す人の8割近くはノンネイティブです。
多くの英会話学習者は間違いを気にしすぎるところがありますが、自分たちが思っているほど聞き手は間違いを気にしていません。
例えば、日本にいる外国人が下手な日本語で話しかけてきても、決して悪い印象は持たないですよね？
むしろ、こちらの言葉で話している姿勢に好印象を持つのではないでしょうか？
ですので、英語が下手であっても、大した問題ではないということ。
文法の使い方が間違っていても、英文が不自然であっても、内容が伝われば英会話は成立します。
私たちも世界にたくさんいるノンネイティブの一人だという意識で、間違いを恐れずどんどん英語を使っていきたいですね。
英検3級レベルを使いこなせればOK
とりあえず英検3級レベルを目指しましょう。
なぜなら、このレベルであれば日常英会話はできるからです。
英検3級のレベルは中学卒業程度ですので、中学英語が使いこなせば英会話はできることになります。
英検3級に合格したからといって、すぐに英会話ができるというわけではありません。
このレベルであれば中学英語の文法は身についているとは思いますが、それを自由に使いこなすための練習をしていなければ、相手とスムーズなやりとりができないからです。
逆に言うと、英検3級の知識を使って話す練習をすればよいことになります。
英検3級の二次試験は日常生活を題材にしていますので、それを使って練習するのは英会話学習としては非常に有効です。
サンプル問題のURLを載せておきますので、見てみてください。
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/virtual/grade_3/pdf/grade_3.pdf
このレベルの英語が口から出てくるようにしたいですね。
英検3級を受けたことがない人はぜひチャレンジしてみてください。
また、すでに準2級以上に合格していても、英会話に自信がないのであれば、もう一度3級レベルに戻って学習し直すことをおすすめします。
英会話ができるようになる学習
では、具体的にどのような学習をすればよいのか？ここでは、最低限やるべき学習をご紹介します。
文法をひととおり学習する
まずやるべき学習は文法。
文法がわかっていないと正しい英文を組み立てることができないからです。
中学レベルの文法をひととおり復習しましょう。
市販の書籍でかまいませんので、何周も繰り返して学習します。
文法の勉強法については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
英文を瞬時に組み立てる練習をする
文法を使って英文を組み立てることができたとしても、それに時間がかかっていては相手とスムーズなやりとりができません。
そこで英文を瞬時に組み立てる練習が必要です。
おすすめなのが「瞬間英作文」。
日本語を素早く英語に変換するトレーニングですが、これをやることで言いたいことがパッと口から出てくるようになります。
瞬間英作文は文法をマスターしていることが前提ですので、文法があやふやな状態であれば復習しておきましょう。
瞬間英作文については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
英文を聞き取る練習をする
英会話では、相手が話す英語が聞き取れないといけません。
そこで、リスニングの練習も必要です。
リスニングの勉強法はたくさんありますが、おすすめは次の3つ。
- 音読
- オーバーラッピング
- シャドーイング
この3つの練習をしておけばとりあえずOKです。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
表現をたくさん覚える
よりラクに英語が話せるようになるためにやっておきたいことがあります。
それは、表現をたくさん覚えること。
毎回英文を一から作り上げるより、頭の中にある表現を引き出すほうがラクだからです。
自分が使えると思った表現は貪欲に覚えていきましょう。
表現を増やす方法については以下の記事で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。
まとめ
この記事では『英会話は難しい？』について解説してきました。ここでポイントをまとめておきます。
英会話が難しいと感じる理由は以下のとおり。
- 言いたいことが言えない
- 相手の言うことが聞き取れない
- 英会話は難しいという思い込み
英会話に対する考え方は次のとおり。
- 英会話は独学でもマスターできる
- ノンネイティブの英語で十分
- 英検3級レベルを使いこなせればOK
英会話ができるようになる学習は次のとおり。
- 文法をひととおり学習する
- 英文を瞬時に組み立てる練習をする
- 英文を聞き取る練習をする
- 表現をたくさん覚える
「英会話は難しい」という意識を今すぐ捨てましょう。
やさしい英語を使いこなす練習をすることで、英会話は必ずできるようになりますので、ぜひ希望を持ってやっていきましょう！
以上となります。
