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英会話を独学でマスターする方法【5つの勉強法を解説】

英会話を独学でマスターする方法【5つの勉強法を解説】
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英会話を独学したくてもその方法がわからないと始まりませんよね?

僕も以前、英会話は独学では無理と思っていましたが、いろいろと試行錯誤を重ねた結果、今は自分の意思をほぼ不自由なく伝えられるようになりました。

そこでこの記事では、英会話を独学でマスターするための鉄板の方法をご紹介します。

実践すれば必ず上達する方法ですので、ぜひ参考にしてください。

英会話を独学するための考え方

この記事では英会話を独学でマスターする方法をご紹介しますが、学習を始める前に知っておきたいことがありますので、まずはそれをお伝えします。

「英語が話せる」とは

一口に英語が話せるといってもその範囲やレベルは様々です。そこでまず「英語が話せる」ことを次のように定義しておきます。

メッセージが相手に伝わること

ちょっと抽象的なのでもう少し具体的に言うと、

発音やイントネーション、文法などに不自然さはあるけれど、内容は相手に伝わっている

こういう状態のことです。

ですので、ここを目指しましょう。

「ブロークンでよい」という意味ではない

こんなことを言うと、「適当に単語を並べればよいの?」とか「身振り手振りでとくかく伝わればいいんでしょ?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。

それならそもそも英会話を勉強している意味がありませんよね?

そうではなく、あくまで内容を正しく伝えることを最重要に考え、結果的に不自然な英語になるのは許容する、という意味です。

仮に不自然な英語であっても、次のようなことができれば、とりあえず問題はないと考えます。

  • 街中で道案内ができた
  • 仕事で用件を伝えることができた
  • ホテルで客からの予約を受けることができた
  • 飲食店で客からの注文を受けることができた
  • 駅で切符の買い方を教えることができた

こういったことができるようになりましょうということです。

私たちはネイティブではないので、ニュアンスなどの細かいことは後回しでもよいと僕は思っています。

中学レベルの英語で十分

なるべくやさしい英語を話すことを心掛けましょう。文法に関しては中学レベルを使いこなせるようになれば、だいたいどんなことも言えるようになる、と言われています。

実際、ネイティブでも普段話すときは難しい語彙や文法を使っているわけではありません。彼らがよく使う単語は限られていて、構文もシンプルなものを使っています。

そもそも難しい単語や文法を使ったほうが伝わりやすいというわけではなく、むしろ間違えやすかったり伝わりにくかったりして、どちらかというとデメリットのほうが大きいです。

こうした理由から、まずは中学英語を使いこなせるようになりましょう。

英会話は受験英語とは異なる

大学受験などで難しい英語を勉強したかもしれませんが、そうした受験英語はいったん脇に置いておきましょう。英会話学習と受験勉強は別物だからです。

ただ、受験勉強で身に付けた単語や文法などの基礎的な部分は英会話でも活かせるため、無駄になることはありません。

また、仮に受験のときには英語があまりできなかったとしても、それだけで英会話ができないということにはならないため、変に苦手意識を持つ必要はないでしょう。

いずれにしても、英会話は受験英語と切り離して考えることです。

英語の優先順位を上げる

本気で英会話をマスターしたいのであれば、生活の中の英語の優先順位を上げる必要があります。暇なときにちょっとだけ勉強するような生活スタイルではなかなか上達しないからです。

たとえ1日5分であってもやらないよりはマシですが、ほんとうに毎日5分しか勉強しないと10年以上はかかります。逆にそれだと途中で挫折する可能性は非常に高いでしょう。

食事、睡眠、仕事など、1日の中で必ずしなければならない時間がありますが、それ以外の時間の中で英会話学習の優先順位をできる限り上に持ってくることです。

そのために今の生活を一度見直すことをおすすめします。

隙間時間を有効活用

英語の優先順位を上げるのが難しくても、隙間時間はあるはずですので有効に使いましょう。細切れ時間もかき集めればそれなりの時間になりますのでバカにできません。

例えば、外出する際には英語の音声を聞いたり、いつも持ち歩くかばんの中に表現集を入れておいて時間ができればすぐに見るとか、これくらいならできますよね?

英会話学習にかけた時間と上達具合はだいたい比例しますので、より早くマスターしたいのであれば、それだけ多くの時間を学習に投じる必要があります。

継続が大事

何事もそうですが、とにかく継続することが大事です。途中で止めればそこで上達が止まるのは当たり前だからです。

英会話で挫折する人は多いようですが、その理由の一つとして「何をやればよいのかわからない」ということがあげられます。これについてはこの記事の後半でやるべきことを紹介していますので参考にしてください。

「継続は力なり」と言いますが、英会話学習はまさにこれに当てはまります。

英会話を独学でマスターする5つの勉強法

ここからはこの記事の核心になる部分、つまり英会話を独学でマスターするための具体的な勉強法をご紹介します。最短距離で英語が話せるようになるための勉強法はずばり5つです。

文法を学習する

英会話を独学でマスターするのであれば文法を身に付ける必要があります。もし文法を考えないで話すとなると、無茶苦茶な英語になってしまうからです。

英語上級者と言われている人たちの中でも、ネイティブと同じメカニズムで英語を話せる人は極めて少なく、ほとんどの人は文法を意識しながら英語を話すことになります。

少なくとも海外経験のない人が英語を日本語のように感覚的に話すのは不可能ですので、文法は必ず学習しましょう。結果的にはこれが一番近道になります。

文法は書籍を使った学習で十分です。

表現をたくさん覚える(英会話学習の柱①)

実践で使える英語表現をたくさん覚えましょう。知っている表現が多いほど英会話はスムーズにできます。

例えば、外国人に道を尋ねられたときを考えてみてください。

「次の角を右に曲がってください」

と言いたいときに頭の中で

「次の」だから next だな。

「角」は何だっけ?あっそうだ corner だ!

そして、「右」は right だったな。

・・・みたいなことをやっていたら会話がスムーズに進みませんよね。

そんなことをしなくても次の一文を知っていたら済みます。

Turn right at the next corner.

こうしたそのまま使える表現をどんどん覚えていくことが英会話学習では大事です。知っている表現の数と英会話力はほぼ比例すると思ってください。

表現をたくさん覚えることは、この後にご紹介する「瞬間英作文」とともに英会話学習の柱になります。

瞬間英作文をやる(英会話学習の柱②)

表現を覚えることと同じくらい大事な学習が瞬間英作文です。瞬間英作文とは頭の中で素早く英文を作る作業で、瞬発力を高めるのに効果的な方法として知られています。

多くの英語学習者が実践してその効果を実感しており、また専用の教材も販売されていることから、独学にはもってこいの学習法です。

瞬間英作文の練習を繰り返すことで、中学レベルの文法をひととおり使いこなせるようになるため、だいたいどんなことでも英語で言えるようになります。

実際の英会話では覚えている表現だけではとても対応できませんが、そこを埋めるのが瞬間英作文というわけです。

瞬間英作文の練習自体は単調でつまらないかもしれませんが、正しい方法で練習すればかなり上達が実感できますので、試さない手はありません。

表現を覚える作業とともに英会話学習の中心に位置づけましょう。僕は「表現を覚えること」と「瞬間英作文」は英会話学習の二大柱と考えています。

英会話のための単語を覚える

表現とあわせて単語も覚えていきましょう。仮に表現が出てこない場合でも単語を知っていれば何とか乗り切れることが多いので、知っている単語が多いほど英会話は楽になります。

英会話でよく使われる単語は限られていますので、まずはそれらを覚えればとりあえずOKです。

例えば、

  • 飲食店で働いているのなら飲食店でよく使われる単語
  • ホテルで働いているのならホテルでよく使われる単語
  • 道案内できるようになりたいのなら道案内でよく使われる単語

といった感じで、自分が必要とする分野の単語から優先的に覚えていくのがおすすめ。

見てわかる単語と使える単語は違うので、実際に使いながら自然に覚えていくのが理想です。

リスニング練習をする

相手の言っていることが聞き取れないと返答することはできないので、リスニング力は必要になります。話す練習とあわせてリスニング練習も行いましょう。

ただ、実際の英会話では状況から内容をある程度推測できるため、それほど高いリスニング力が求められるわけではありません。

英会話教材を使った学習のほか、英検やTOEICなどの資格試験を利用した学習が有効です。

効果的なアウトプット

英会話学習において話す練習は不可欠。ということで、ここではおすすめのアウトプットの方法をご紹介します。

独り言

最も簡単にできるアウトプットが「独り言」です。

  • お金がかからない
  • いつでもできる
  • どこでもできる
  • 間違っても恥ずかしくない
  • 話題を選ばない

と良いこと尽くめだからです。

普段の生活の中で「これ英語で何と言えばいいのだろう?」という瞬間がいくらでもあると思います。こういう場合はすかさず英語にして独り言を言ってみましょう。

あるいは、イメージの中で友達との会話を設定して、話題も勝手に決めて、一人二役のロールプレイングをするのもアリです。

そして、どうしてもわからないところや気になるところだけ調べるようにすれば、手間も最小限で済みます。

自宅にいるときはもちろん、外出先でも口パクであればできますので、ぜひ試してみてください。

独り言については以下の記事で詳しく解説していますので、そちらもあわせてご覧ください。

日記

独り言の次にハードルが低いのが「日記」です。

話し言葉と違って日記は書き言葉ですが、英語をアウトプットするという点では共通しています。英文を口に出すか、紙に書くかの違いに過ぎません。

英語で日記を書き続けていくと、ライティング力とスピーキング力を同時に鍛えることができますので、まさに一石二鳥です。

ただ、わからないところは調べるようにしましょう。書き言葉は話し言葉以上に記憶に残りやすいので、間違ったままにしないことです。

オンライン英会話

独り言や日記と違ってお金がかかりますが、オンライン英会話は英語のアウトプットとして最適な方法です。

英語を話す場が与えられるのはもちろんですが、自分が話した英語について講師からフィードバックが得られるのが大きなメリットになります。

ある程度学習が進んで、自分の英会話力を試したいときに、チャレンジしてみましょう。

どのスクールも体験レッスンを用意していますので、いくつかトライしてみて気に入ったところに申し込めばよいと思います。

英会話の独学で注意すべきこと

どうせ英会話を学習するなら、できる限り無駄を省きたいものですよね。ここでは英会話を独学する上で注意すべき点についてお伝えします。

聞き流しは効果が小さい

部屋の中で英語の音声を流しっぱなしにしている人がいますが、これには注意が必要です。

英語の音声を聞くことはリスニングの練習になりますが、音声に注意が向けられていない状態でどれだけ聞いても、ほとんど効果はないからです。

もちろん、それがわかった上で行っているのであれば特に問題はありませんが、これだけでリスニング力を伸ばそうとするのは間違っています。

英語の音声は集中して聞くことが大事で、脳が英語を分析してはじめて効果が生まれます。聞き流しているだけだと脳が英語を分析しないため効果はないと考えてください。

料理や掃除などをしながら、やらないよりマシという意識で行うのはOKです。

高額教材には注意

「英会話を頑張るぞ!」と意気込むあまり、いきなり高額な教材を買うのはおすすめできません。

広告を出している英会話教材には高額なものが多いですが、たくさんお金をかけたからといって上達するわけではないからです。

広告を見て欲しくなるのは自然なことですが、セールスレターの内容をそのまま信じて飛びついてしまうのは考えものです。本当に自分に必要なのかどうかを考えるようにしましょう。

基本的に、英会話をマスターするのに高額な教材は不要と考えています。

ただ、勘違いしてほしくないのは「何万円もする教材はダメ」と言っているわけではないことです。中にはよく考えられた教材もありますので、そういったものはやってみる価値があります。

大事なのはきちんと見極めることですが、おすすめの教材については当ブログで紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

資格試験は目的ではなく手段

英会話の学習をしていれば資格試験にも挑戦したいものですが、資格を取得しただけで英会話ができるようになるとは限りません。

実際、資格を取得しても英会話ができない人はたくさんいるからです。

英会話をマスターしたいのであれば、資格の取得を最終目的にするのではなく、そのための勉強をうまく英会話に取り入れるのが理想です。

例えば、英検の2次試験(面接)やTOEICのリスニングセクションには、英会話で使える表現がたくさん含まれています。そういった素材を使って英会話のトレーニングをするのは非常に有効です。

資格試験の合格と英会話のマスターを本末転倒させないようにしましょう。

英語脳を期待しないこと

英語を話すときに英語だけで考えることができれば楽ですよね。

次の2つのうち、どちらがスムーズに発話できるでしょうか?

(1)言いたいことを日本語で考える→英語に変換→話す
(2)言いたいことを英語で考える→話す

もちろん(2)ですよね。

しかし、これはすぐにできるようになるわけではありません。

日本語を介すことなく英語を英語のまま理解できることを「英語脳」と言いますが、これは長い期間に渡って英語に触れ続けることでやっと獲得できるものだからです。

そのため、「英語脳」は最終的に目指すところではありますが、最初の頃はとにかく英語に変換できればOKという気持ちでどんどん学習していきましょう。

わからないところで手を止めない

英会話の学習をしているとわからないところが出てきますが、そこで手を止めないようにしましょう。

学習が進むにつれて理解も進みますので、多くのことは自然に解決するからです。

わからないことが出てくるたびに立ち止まってしまうのは時間の無駄なので、とりあえず置いておいて先に進みましょう。

そういう姿勢でいたほうが気持ちも楽ですし、挫折しにくくなります。

その他英会話を独学する上で利用できるもの

英会話の学習は紙の教材を使ったものだけではありません。ここでは英会話を独学する上で利用できる媒体をご紹介します。

NHKラジオ講座

NHKラジオ講座は決まった時間に放送されるため、学習のペースメーカーとして利用できます。

扱われる題材も最新のものがチョイスされ、毎日違う内容が放送されますので、飽きずに続けることができるのがメリットです。

その反面、次々に新しい内容が放送されていくことで、復習が追いつかなくなってしまう可能性があります。そして、そのタイミングで挫折することにもなりかねません。

復習をせずただ聞き続けているだけではほとんど効果はありませんので、本気で取り組むのであれば、テキストも買ってしっかり復習するようにしましょう。

YouTube

YouTubeには英会話の学習に役立つ動画がたくさんありますので、気に入ったチャンネルがあれば登録してみてもよいでしょう。

紙の教材と違って映像で学べるのは動画の大きなメリットですので、普段の学習にプラスして取り入れるのも一つの方法です。モチベーション維持にもなります。

ただ、YouTubeには関連動画が表示されますので、ついいろんな動画を見てしまいがちです。見る動画の本数をあらかじめ決めるなど、自分なりのルールを定めておくとよいと思います。

アプリ

アプリは英会話の学習をより便利により楽しくしてくれるツールですので、良さそうなものがあれば利用しましょう。

特に外出先で学習する機会が多い人は積極的に利用したいですね。

ただ、便利なアプリを使ったからといって、それだけで英会話が上達するわけではないので、そこは勘違いしないようにしましょう。

どんなアプリを使っても文法を学習したり表現を覚えたりといった泥臭い作業は必要ですので。

まとめ

この記事では『英会話を独学でマスターする方法』について解説してきました。ここでポイントをまとめておきます。

【英会話を独学するための考え方】

  • 発音やイントネーション、文法などに不自然さはあっても、内容が相手に伝わっていればOK
  • 英会話は中学レベルで十分
  • 生活の中の英語の優先順位を上げる
  • 継続が大事

 

【英会話を独学でマスターする5つの勉強法】

  • 文法を使えるようにする
  • 表現をたくさん覚える(英会話学習の柱①)
  • 瞬間英作文(英会話学習の柱②)
  • 単語を覚える
  • リスニング力を鍛える

 

【効果的なアウトプット】

  • 独り言
  • 日記
  • オンライン英会話

 

【注意すべきこと】

  • 聞き流しは効果が小さい
  • 高額教材に注意
  • 資格試験は目的ではなく手段
  • 英語脳は期待しない
  • わからないところで手を止めない

 

【その他英会話を独学する上で利用できるもの】

  • NHKラジオ講座
  • YouTube
  • アプリ

以上ですが、特に重要なのは

  • 表現をたくさん覚える(英会話学習の柱①)
  • 瞬間英作文(英会話学習の柱②)

の2点です。

これらの学習は外さないようにしましょう。