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TOEICは英会話の役に立つ?【共通要素がポイント】

TOEICは英会話の役に立つ?【共通要素がポイント】
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TOEICは英会話の役に立つのか気になりますよね。

僕もその疑問をずっと持っていましたが、今では一つの結論に達しました。

そこでこの記事では、TOEICと英会話の両方の勉強を経験してきた僕の考え方をお伝えします。

両者の関係がわかれば、勉強に迷いはなくなるはずです。

TOEICの勉強で英会話は上達する?

TOEICのための勉強が英会話の上達につながるのかについて、TOEICと英会話の違いに焦点を当てて解説します。

TOEICと英会話の違いを把握しよう

まずはTOEICと英会話の基本的な違いについて把握しておきましょう。

それぞれで求められる力は次のとおりです。

TOEIC →「聞く」「読む」
英会話 → 「聞く」「話す」

「聞く」については共通ですが、TOEICが「読む」、英会話が「話す」という点で異なっています。

「読む」は受動的な作業、「話す」は能動的な作業、という違いから「TOEICは英会話の役に立つのか?」という疑問が出てくるわけですね。

しかし、受動的な作業と能動的な作業は正反対だから関係ないと考えてしまうのは、ちょっと短絡的と言わざるを得ません。

TOEICと英会話の共通要素

TOEICの勉強で「聞く」「読む」という受動的な力を鍛えても、英会話に必要な「話す」という能動的な力は身に付かないのでは?と考えてしまいますよね。

しかし、知っておきたいのは、「話す」という作業は「聞く」「読む」という作業に必要な要素によって支えられている、ということ。

その要素というのが主に次の2つです。

  • 単語
  • 文法

英語を話すときには単語と文法を使って英文を組み立てることになるので、これらが身に付いていないと英語をうまく話すことはできません。

つまり、単語と文法があやふやだと

  • 正しく聞けない
  • 正しく読めない
  • 正しく話せない

となるので、結局のところ、単語や文法という共通要素によってTOEICと英会話はつながっている、ということです。

そうすると「TOEICの勉強は英会話の上達にはつながらない」という考え方は改めないといけないことになります。

「TOEICは英会話の役に立たない」と言われる理由

よく「TOEICは英会話の役に立たない」と言われますが、その理由の一つとして次のような事実があげられます。

TOEICで高いスコアを持っていても英会話ができない

TOEICで800点や900点といった高いスコアを持っていても英会話ができない人が多いのは事実です。

しかし、だからといって、「TOEICは英会話の役に立たない」とはなりません。

なぜなら、英会話ができるようになるためには英会話のための勉強が必要だからです。

TOEICで高いスコアを持っていても英会話ができない人は、英会話のための勉強が圧倒的に不足しています。

先ほど、「単語や文法という共通要素によってTOEICと英会話はつながっている」と言いましたが、単語や文法を知っているだけでは英語は話せるようにはなりません。

単語や文法を使えるようにするためのトレーニング、つまり、アウトプットをたくさん行ってはじめて、英語は話せるようになります。このアウトプットこそが英会話のための勉強です。

TOEICで高いスコアを持っている人は単語や文法の知識は持っているはずなので、あとはアウトプットをたくさん行うことで、英会話はできるようになります。

「TOEICは英会話の役に立たない」のではなく「TOEICで身に付けた知識を英会話に活かせていない」だけなのです。

TOEICに足りない部分は英会話の勉強で補う

英会話ができるようになるためにはTOEICの勉強だけでなく、アウトプットをたくさん行う必要があることをお話しました。では、具体的にどんなことをやればよいのか説明します。

自分に必要な表現を優先的に覚える

TOEICに出てくる表現はある程度偏りがあるため、それらを一生懸命覚えたとしても、実際の英会話ではほとんど使わない可能性があります。

そこで、自分が関わっている環境でよく使われる表現を優先して覚えるようにしましょう。

例えば、

  • 飲食店で働いている → 飲食店でよく使われる表現を覚える
  • ホテルで働いている → ホテルでよく使われる表現を覚える
  • 鉄道で働いている → 鉄道でよく使われる表現を覚える

などです。

こうすることで、覚えた表現を使う確率で大きく上がるため、勉強の無駄がなくなります。

表現を増やす方法については以下の記事で詳しく解説していますので、そちらもあわせてご覧ください。

瞬間英作文でアウトプット

表現をたくさん知っていると英会話は楽になりますが、覚えている表現だけで乗り越えられるわけではありません。

どんなことでもある程度は自分の意思を伝えられるようになっておきましょう。

そこでおすすめしたいのが「瞬間英作文」です。

日本語を素早く英語にするというトレーニングで、これをやることで言いたいことを瞬時に英語で表せるようになります。

表現を覚えることに加えてこのトレーニングを行うことで、英会話にはほぼ困らなくなるはずです。

瞬間英作文のやり方については以下の記事で解説していますので、そちらを参考にしてください。

 

表現を覚えることと瞬間英作文は英会話学習の柱としておすすめしています。

TOEICで身に付けた知識を活かしてこれらの学習に取り組んでみてください。

まとめ

この記事では『TOEICは英会話の役に立つ?』について解説してきました。ここでポイントをまとめておきます。

この記事のポイント

TOEICと英会話は単語や文法という共通要素によってつながっているため、TOEICは英会話の上達に役立ちますが、単語や文法を知っているだけでは英語は話せるようにはなりません。

単語や文法を使えるようにするためのアウトプットをたくさん行ってはじめて、英語は話せるようになります。

TOEICで高いスコアを持っていても英会話ができないのは、アウトプットが不足しているからです。

TOEICに足りない部分は次の2つの勉強で補いましょう。

  • 自分に必要な表現を優先的に覚える
  • 瞬間英作文でアウトプット

TOEICで身に付けた知識を活かして英会話を勉強しましょう。

TOEICは英会話の役に立ちます。

以上となります。