文法 PR

英会話では文法は気にしないでOK?【正しい認識を持とう】

英会話では文法は気にしないでOK?【正しい認識を持とう】
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

英会話では文法は気にしないでよいと言われますが、これは具体的にどういうことなのか気になりますよね?

文法を気にしないでよいのなら、そもそも学ぶ必要はないと考える人もいるかもしれません。

そこでこの記事では、「文法は気にしないでよい」と言われることについて、どのように考えればよいのか解説します。

これで文法に対する誤解はなくなるはずです。

文法は気にしないでよい?

英会話では文法は気にしないでよいと言われるのはなぜなのか?また、気にしないでよいなら文法は学ぶ必要はないのか?これらについて解説します。

文法が間違っていても通じるという事実

英会話では文法は気にしないでよいと言われるのは、少々間違えても通じるからです。

例えば、次の英文はいずれも文法的な間違いを含んでいますが、単語の組み合わせから言いたいことがわかりますよね?

(A)She speak Japanese well.(彼女は日本語を上手に話します。)

(B)We discussed about the issue.(私たちはその問題について話し合いました。)

(C)I was exciting the present.(そのプレゼントに興奮しました。)

※日本語訳は正しい英文に対応するものです。

一応、間違いを以下に指摘しておきます。

(A)speak に「三単現のs」が必要。
(B)discuss は他動詞なので前置詞の about は不要。
(C)「人」を主語にするなら exciting ではなく excited。また、その後に about などの前置詞が必要。

実際の会話ではもっと大きな間違いを犯すかもしれませんが、たいてい「状況」が聞き手の理解を埋めてくれます。

このように文法が少々間違っていても通じるということをまずは知っておきましょう。

文法を気にしないでよいのは実践のときだけ

文法が間違っても通じるのであれば、文法なんて勉強しなくてよい、と考えるのはよくありません。

なぜなら、文法を勉強しないと、いつも間違った英語を話すことになり、上達しないからです。

先ほどの英文(C)をもう一度見てみましょう。

(C)I was exciting the present.(そのプレゼントに興奮しました。)

この英文をこの日本語訳のつもりで話してそれが通じてしまうと、これで問題ないと思い込んでしまって、また同じ表現を使おうとします。

これを繰り返してしまうと、英会話はなかなか上達しません。

ちなみに、この英文の本当の意味は

私はそのプレゼントを興奮させていました。

です。

通じるとはいえ、こんなことをずっと続けたくないでしょ?

しかし、文法を学ぶことで

I was excited about the present.

と正しい英文を話せるようになります。

英会話を勉強しているのであれば、ここを目指したいわけですよね。

実践では文法を気にしすぎると間に合わないので、少々間違ってもとにかく話すという姿勢で問題ありません。

しかし、英会話が上達したいのであれば、やはり文法は学ぶ必要があるということです。

文法に対する正しい認識を持とう

文法に対して間違った認識を持っていると英会話は上達しません。まずは認識を正しましょう。

「文法を勉強するから英会話が上達しない」は間違い

特に文法に対してネガティブな意見を持っている人がよく言うことがあります。

それは

文法を勉強するから英会話が上達しない

ということ。

これはおそらく、多くの日本人に見られる次の症状から出てくる意見だと思います。

文法を気にしすぎるから英語がなかなか口から出てこない

では逆に考えて、文法を気にせずとにかく英語を話すという姿勢で英会話が上達するかといえば、なかなか難しいと思います。

先ほど説明したように、通じればOKという姿勢だと間違った英語を話し続けてしまう可能性があるからです。これでは仮に上達するとしても時間がかかります。

結論を言ってしまうと、英会話が上達しないのは「文法を勉強するから」ではなく「正しい英文のアウトプットが少ないから」です。

文法の知識を身に付けただけでは英語は話せるようにはなりません。文法の知識を使えるようにするためのトレーニング(アウトプット)を繰り返すことで、英語が話せるようになります。

ここを勘違いしないことです。

誰が言っているのかがポイント

上記のように、文法に対してネガティブな人は、往々にして海外経験が長かったりします。

つまり、英語を独学でマスターしたのではなく、長い海外生活によって自然に英語が話せるようになった可能性が高いです。

そういう人たちは文法を学ばなくても英語の仕組みが身に付くかもしれませんが、海外経験がない人は「自然に」というのは難しいと言わざるを得ません。

海外経験がなく独学で英会話をマスターした人の中に、文法をやらなかった人はどれだけいるでしょうか?

おそらくほとんどいないと思います。もしいたとしてもかなり稀だと思います。

その英会話のノウハウを発信している人の英語歴、これが大事なのです。

僕は、英会話の情報を見るときに、その情報を発信している人の海外経験を必ず確認するようにしています。

だから瞬間英作文をやる

英語が話せるようになるためには、正しい英文のアウトプットが必要なわけですが、それこそがこのブログでおすすめしている「瞬間英作文」になります。

「文法を気にしないでOK」という考え方とはまったく逆で、「文法をしっかり意識して英文を作る」というトレーニングです。

このトレーニングを繰り返すことで、あらゆる表現が作り出せるようになりますので、英会話学習の柱としておすすめしています。

瞬間英作文については以下のカテゴリーでたくさん記事を載せていますので参考にしてください。

まとめ

この記事では『英会話では文法は気にしないでOK?』について解説してきました。ここでポイントをまとめておきます。

実践の場では文法を気にしないでとにかく話すことが大事ですが、学習においては文法を意識しないと英会話は上達しません。

「文法を勉強するから」英会話が上達しないのではなく、「正しい英文のアウトプットが少ないから」英会話が上達しないのです。

正しい英文のアウトプットのために瞬間英作文をやりましょう。

以上となります。