オンライン英会話ではレッスンの前に予習をやりましょうとよく言われます。
予習はやらないよりはやったほうがいいに決まってますが、具体的にどんなメリットがあるのか知りたいですよね。
そこで、予習をやるメリットと予習の具体的なやり方についてまとめました。
予習をやることでレッスンの効果は何倍にも大きくなりますので、ぜひ参考にしてください!
予習をやるメリット
レッスンの前に予習をやることで得られる主なメリットをご紹介します。
レッスンの理解度が上がる
レッスンで学ぶことを先回りして手を付けておくことで、レッスンではより理解しやすくなります。
TOEICなどのリスニング問題を解くときに、初めて聞くときより2回目に聞くときのほうがより理解できるのと同じです。
また、レッスンの理解度が上がることで、その後の復習も楽になるという副次的なメリットもあります。
レッスンでやることをサラッと確認するだけでも理解度は全然違いますので、やはり予習はやったほうがよいです。
わからないところを把握できる
予習をすることで、わからないところやあいまいなところが見つかるはずです。
そして、調べてもわからない部分は、レッスン中に講師に質問することができます。
もし予習をしていないと、ちょっと調べればわかることまで講師に質問してしまうなど、無駄な時間を使いかねません。
1回25分のレッスンを有効に活用したいですね。
発話量を増やせる
予習をしてレッスンでやることを事前に把握しておけば、迷わず話すことに専念できるので発話量を増やすことができます。
逆に、予習をしていないと、レッスンについていくだけで精一杯で、講師の話を聞くことで時間のほとんどを使ってしまうことになりかねません。
英会話は英語を話すことで上達するものであって、講師の話を聞いているだけではほとんど効果はないと考えてよいでしょう。
レッスン中に英語をどれだけたくさん話せるかは、予習の有無にかかっているといっても過言ではありません。
予習をやることでこうしたメリットが得られるわけですが、大事なのは自分でできることは事前にやっておくということ。
そして、レッスンに入れば講師とたくさん会話できるようにしておきましょう。
予習をするかどうかでレッスンの効果が大きく変わるため、予習ための時間は何とか確保したいですね。
予習のやり方
ここからは予習のやり方について解説します。やるべきことをいくつかご紹介しますが、何か一つでもやればレッスンの効果は大きく変わりますので、ぜひ試してみてください。
教材を理解した状態にしておく
教材を使うレッスンであれば、ひととおり目を通しておいて理解した状態にしておきましょう。
例えば、
- 音読して発音や全体の意味を確認しておく
- わからない単語や文法を調べておく
- 内容について意見を考えておく
などの作業を行います。
そして、どうしても理解できない部分は整理しておいて、レッスン中に講師に質問すればOKです。
スクールのホームーページ上の記事やネット上の記事を使うのであれば、プリントアウトしておくとよいかもしれません。
ポイントになる部分に印を付けたり付箋を貼ったりすることで学習効率が上がりますので、そのあたりは工夫してみてください。
フリートークで話すことを考えておく
どのレッスンもまずは簡単な会話から入るのが一般的です。
そこで、レッスンのはじめに行われるフリートークで何を話すか考えておきましょう。
身の回りのことでもよいですし、世の中のニュースでもかまいません。
あらかじめ話す内容を考えておくことでスムーズに話せるようになるため、その後のレッスンも気分良く入っていけます。
簡単な会話であっても英語を話すことには変わりないため、手を抜かずに準備しておきましょう。
質問することをまとめておく
教材を読んでいてわからないところがあったり、表現の使い方に自身がなかったりした場合は、質問事項としてまとめておきましょう。
わからないところをただ見つけるだけでなく、自分で調べるなどしてできる限りのことをやっておくことが大事です。
そうすることで、その後にもらう講師からのアドバイスがより吸収しやすくなります。
とにかくわからなければ講師に聞けば済む、という安易な考えはNGです。
質問の仕方一つでレッスンの効果も変わるということを覚えておきましょう。
表現を使えるようにしておく
レッスンの中心は「英語を話す練習」であるはずです。
英語を話すためには覚えている表現を使いこなす必要があるので、レッスンで使いたい表現を口慣らししてスムーズに言えるようにしておきましょう。
発音やイントネーションに気を付けて音読や暗唱をするのが基本の学習です。
もし言いたい内容の英語表現が自分で作れない場合は、レッスン中に講師に聞くことで解決します。
カンニングペーパーもあり
使いたい表現が覚えられなかったり、うまく言う自信がない場合は、カンニングペーパーを用意しておいてもかまいません。
表現を目で見ながら話すことにはなりますが、講師との会話という実践の場での発話ですので、それなりに効果はあります。
また、カンニングペーパーを見ながらであっても、会話が成り立てばそれだけで自信につながるため、一つの手段として考えておきましょう。
ただ、レッスン後の復習のときには完全に覚えている状態にすることが大事です。
前回のレッスンの復習
前回のレッスン内容を軽く復習しておきましょう。
レッスン直後に一度復習しているはずですが、日を改めて再度復習することでより定着しやすくなります。
特に前回と同じ講師のレッスンを受ける場合、前回のレッスンで講師から指摘されたことは要チェックです。
同じミスを繰り返しては進歩がないですし、講師のモチベーションも下げてしまいます。
レッスンメモなどを見ながら、思い出す程度でもOKです。
ここまで、予習のやり方をご紹介しましたが、予習は基本的にレッスンの直前にします。
レッスンまでに時間があり過ぎると忘れてしまうので、レッスン開始1時間以内を目安にして行いましょう。
予習をする時間がない場合
予習はしっかりと行うのが理想ですが、忙しくてまとまった時間が取れないのであれば、サラッとでもよいので行っておきましょう。
予習する時間が5分あれば
予習する時間が5分あれば、レッスンでやることをひととおり目を通しておきましょう。
教材を使うのであれば、全体をななめ読みして概要だけ掴んでおいたり、使いたい表現があればその表現が使われるシチュエーションをイメージしておくなどです。
このように、一度手を付けた状態にしておくことで、レッスンにスムーズに入っていくことができます。
頑張って何とか5分の時間を作りましょう。
予習がまったくできなかった場合
5分の時間も取れないのであれば、予習をしないでレッスンを受けるしかありません。
その場合、思いっきりレッスンに集中しましょう。
そして、その後の復習を時間を取ってしっかり行うことが大事です。
もしそれで消化不良になったのであれば、同じレッスンを再度受けることを考えてもよいかもしれません。
ただ、1回のレッスンを無駄にしないためにも、極力そうならないようにしましょう。
生活を見直す
予習ができない状態が長く続くようなら、生活を見直してみましょう。
そもそも今、オンライン英会話をやる時期なのか、考えてみることです。
レッスン以外に「予習」と「復習」を行うのが基本ですので、これらができないのであれば、今はその時期ではないのかもしれません。
しばらく休会して、時間にゆとりが生まれるようになったら再開する、という形がよいでしょう。
ここまで、予習をする時間がない場合の対処法をご紹介しましたが、これはあくまで最終手段です。
予習をしない状態が続くと「予習はしなくてもよいもの」という考え方になってしまいがちですので、注意しましょう。
予習で心がけたいこと
最後に、予習をやる上で心がけたいことについてお伝えします。
自分が続けやすいやり方を見つける
予習のやり方に正解はありません。
人それぞれやり方が違っていて当然です。
英会話の学習は続けることが大事ですので、予習についても自分が続けやすいやり方を見つけましょう。
大事なのはレッスンの効果を少しでも高めること。
これができるのであれば予習をやる意味があります。
いろいろ試行錯誤しながらやってみてください。
完璧を求めない
予習を丁寧にやるのは良いことですが、完璧を求めないようにしましょう。
そのうち予習すること自体が苦痛になって、挫折につながる可能性があるからです。
例えば、予習は1時間以内に終えるなど、時間に制限をかけるのもよいかもしれません。
このあたりも自分なりのルールを設けてやっていくのが一番です。
良い意味でのいい加減さも時には必要ですので、予習も楽しみながら取り組めるとよいのではないかと思います。
まとめ
この記事では『オンライン英会話で予習をやるメリット』について解説してきました。ここでポイントをまとめておきます。
オンライン英会話の予習をやるメリットは次のとおり。
- レッスンの理解度が上がる
- わからないところを把握できる
- 発話量を増やせる
予習では次のようなことをやりましょう。
- 教材を理解した状態にしておく
- フリートークで話すことを考えておく
- 質問することをまとめておく
- 表現を使えるようにしておく
- カンニングペーパーもあり
- 前回のレッスンの復習
予習をする時間がない場合は次のようにしましょう。
- 予習する時間が5分あれば、レッスンでやることをひととおり目を通しておく
- 予習がまったくできなかった場合は、思いっきりレッスンに集中して復習もしっかり行う
- 予習ができない状態が長く続くようなら、生活を見直してみる
予習では次のようなことを心がけましょう。
- 自分が続けやすいやり方を見つける
- 完璧を求めない
以上となります。