オンライン英会話はたくさんの人が始めていますが、自分も始めてちゃんと上達するのかどうか不安ですよね。
そこで、オンライン英会話で確実に上達するコツをご紹介します。
ここでご紹介する内容を忠実に実践すれば間違いなく上達しますので、ぜひ参考にしてください。
オンライン英会話を始める前に知っておきたいこと
オンライン英会話はただレッスンを受ければ上達するというものではありません。始める前に知っておきたいことがありますのでお伝えします。
オンライン英会話を始める前に文法はマスターしておくこと
オンライン英会話を始める前に、中学レベルの文法をひととおりマスターしておきましょう。
文法があやふやだと正しい英文を話すことができないからです。
文法を学べるレッスンもありますが、文法は自分で学べるものですので、わざわざこれにお金をかける必要ないと思います。
自分でできることはレッスンではやらない、ということですね。
また、レッスンと並行して文法を学ぶというやり方もおすすめできません。
未修得の文法事項があると、レッスンを受けても消化不良になる可能性があって、非効率だからです。
すでにオンライン英会話を始めているのであれば、なるべく早い段階で文法はマスターしてしまいましょう。
文法の勉強法については以下の記事で詳しく解説していますので、そちらを参考にしてください。
レッスンは目的を持って受けること
レッスンは毎回、目的を持って受けましょう。
そうすることで、レッスンを受けるたびに確実に上達するからです。
例えば、レッスンで「ホテルのスタッフ」という立場で練習したい場合、
- 客からの予約に応対する表現を使おう
- 客からの苦情に応対する万能表現を使おう
- 覚えた表現の発音を講師にチェックしてもらおう
など、何か一つでもよいので、目的を決めてレッスンを受けることが大事です。
このように自分に必要な英語を伸ばすという意識を常に持ちながらレッスンを受ければ確実に上達します。
レッスンを受けていればいつの間にか自然に上達するということはありません。
レッスンは受け身ではなく自発的に参加するという意識を持ちましょう。
レッスン前にやること(予習)
ここからはオンライン英会話でやるべきことについてお伝えします。まずはレッスン前にやることからです。
予習をやる理由
レッスンは目的を持って受けましょう、というお話をしました。
目的を持ってレッスンを受けることで確実に上達するからでしたね。
そして、その目的をレッスンで実践するための準備が予習です。
つまり、
目的の設定 → 目的をレッスンで実践するための準備(予習) → レッスン
という流れになります。
目的を設定していきなりレッスンに入るのではなく、その間に予習を挟むことで目的をより意識したレッスンができるのがメリットです。
また、こうすることで目的がレッスンで果たせたかどうか強く記憶に残るため、その後の復習でやるべきことがより明確になります。
いかに記憶に残るレッスンにするかが勝負ですので、面倒でもレッスン前には必ず予習をしておきましょう。
予習でやるべきこと
予習といっても難しく考える必要はありません。
予習でやることは「レッスンで試したいこと(目的)を練習しておくこと」です。
先ほど、レッスンで「ホテルのスタッフ」という立場で練習する場合の例として、以下の3つの目的をあげました。
- 客からの予約に応対する表現を使おう
- 客からの苦情に応対する万能表現を使おう
- 覚えた表現の発音を講師にチェックしてもらおう
すると、予習でやるべきことは
- 予約に応対する表現を口慣らしして覚えておく
- 苦情に応対する万能表現を口慣らしして覚えておく
- 自分なりに正しい発音で表現を音読または暗唱しておく
といったことになります。
要は設定した目的に応じた練習をすればOKです。
他にも
- 練習したい表現を使った会話の流れをイメージしておく
- 練習したい文法を使った英文を作って口慣らししておく
- レッスンで使う予定の記事を読んでおく
- フリートークで話すネタを用意して暗唱しておく
- 講師に質問したいことがあればまとめておく
など、目的に応じてやるべきことがあるはずです。
レッスンのためのこうした軽い予行演習は必ずやっておきましょう。
そして、予習したことを頭に入れてレッスンに入ります。
レッスン中にやること
レッスンの効果を最大限に高めるために、レッスン中は次のようなことを心がけましょう。
- 予習したことを意識してレッスンを進める
- 失敗を恐れずに話す
- 講師からの質問には情報を付け加えて返答する
- 自分からも講師に質問してみる
- わからないことは聞き返す
- レッスン中に気になったことをメモしておく
- レッスンを録音(録画)する
では順に解説します。
予習したことを意識してレッスンを進める
予習したことはレッスンで活かしましょう。
予習の中で気付いたことや調べたことを意識しながらレッスンを進めることで、より記憶に残りやすくなります。
予習したことはレッスンですべて吐き出すことが大事です。
失敗を恐れずたくさん話す
レッスン中は失敗を恐れず、とにかくたくさん英語を話すようにしましょう。
マンツーマンなので間違っても恥ずかしくありません。
間違ったことを修正することで上達しますので、間違えることは悪いことどころか成功の種です。
講師からの質問には情報を付け加えて返答する
レッスン中の講師からの質問には、なるべく長く話して返答するようにしましょう。
例えば、
What time did you get up this morning?
(今朝は何時に起きましたか?)
という質問に対して
I got up at seven.
(7時に起きました。)
で終わってしまうのはNGです。
その後にやったことを情報として付け加えることを考えてみてください。
朝起きた後には次のようなことをしますよね?
- 顔を洗う
- 朝食を取る
- 新聞を読む
- メールをチェックする
- 着替える
こうした情報もセットにして話すわけです。
こうすることで発話量を増やすことができます。
いかにたくさん英語を話すか、これは上達の大きなポイントの一つです。
自分からも講師に質問してみる
講師からの質問に一方的に答えるだけでなく、自分からも講師に質問してみましょう。
例えば、事前に講師のプロフィールで経歴や趣味などを確認しておけば、質問のネタになります。
講師も自分のことを聞かれて悪い気はしないはずですので、質問は積極的に行ってOKです。
わからないことは聞き返す
わからないことがあれば、できる限り聞き返しましょう。
面倒だからとそのままにしておいても進歩はありません。
わからないことをわかるようにするのがレッスンの目的でもあるわけですから、聞き返すことに遠慮は不要です。
レッスン中に気になったことをメモしておく
レッスン中に気になったことはメモしておきましょう。
単語、表現、文法、発音など、どうしても気になることはメモしておいて、レッスンが終わってから復習のときに調べます。
レッスン中は集中しないといけないので、ゆっくり書いている暇はありません。
後でわかればよいので、殴り書き程度に書いておきましょう。
レッスンを録音(録画)する
レッスンは録音または録画することをおすすめします。
表現を正しく使えていたか、発音は問題なかったか、といったレッスン中の自分のパフォーマンスが確認できるからです。
レッスン後の復習が充実しますので、可能であれば録音または録画しておきましょう。
ちなみに、Camblyではレッスンを録画できる機能がシステムに組み込まれています。
レッスン後にやること(復習)
レッスンが終わったら必ず復習をしましょう。復習をするかどうかで上達スピードは大きく変わります。
復習をやる理由
レッスン中にたくさん英語を話しても、間違っているところは修正しないと間違ったままです。
また、新しく覚えた表現をレッスンで使っても、改めて確認して覚え直さないと、すぐに忘れてしまいます。
こうならないよう、レッスンで学んだことを正しい形で定着させるための作業が復習です。
復習をしないと英会話力が積み上がっていかないため上達しません。
復習は毎回レッスンの後に必ず行いましょう。
復習でやるべきこと
復習でやることは主に、レッスンで学んだことの確認です。
予習ではレッスンで試したい内容をまとめたと思いますが、それがレッスンでできたかどうか、そして講師からどんなアドバイスをもらったのか、などについて振り返ります。
レッスン中に自分または講師が書き込んだメモを見たり、録音(録画)しているのであればそれをもう一度聞き直し(見直し)たりして、一つ一つ確認しながら修正したり覚え直したりするのが主な作業です。
できれば復習用のノートを用意して、レッスンごとに要点をまとめて記録しておくことをおすすめします。
次のようなことを記録しておくとよいでしょう。
- 日付
- 先生の名前
- コース名(レッスン名)
- レッスンで使った単語や表現
- 講師からのアドバイス
- 良かった点・悪かった点
こうすることで自分に必要なエッセンスが凝縮した最強のノートが出来上がります。
必要なときに何度でも見直して頭に入れていくことで、上達すること間違いなしです。
オンライン英会話を続ける上で心がけたいこと
オンライン英会話を始めたのであれば、きちんと続けて上達したいものですよね。そこでぜひ心がけておきたいことがありますのでお伝えします。
普段からインプット学習をしておく
英会話が上達したいのであれば、単語や表現を覚えるなどのインプット学習は避けて通ることはできません。
なぜなら、英語がどれだけ話せるかはインプット量に依存するからです。
英会話力は知っている表現の数にだいたい比例しますので、表現はたくさん知っているに越したことはありません。
ですので、表現は常に増やしていきましょう。
表現を増やす方法については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
覚えた表現をレッスンで試してみる。このインプットとアウトプットがうまく組み合わさって英会話は上達するものです。
インプット学習は基本的には一人でできることですので、レッスンとは関係なく普段から行っておきましょう。
とにかくコツコツと積み上げていくことが大事です。
同じ時間帯にレッスンを受ける
できる限りレッスンは同じ時間帯に受けるようにしましょう。
そうすることで習慣化しやすくなるからです。
例えば、子供がいる女性であれば、子どもや夫が出かけた後など日常のイベントを軸にしてもよいですし、時間に融通の利く人であれば、毎日午後3時などと時間を固定してもよいと思います。
オンライン英会話のレッスンは1回25分のところが多いですが、これくらいの時間なら1日の中のどこかで取れるはずですので、都合の良い時間帯を見つけて設定しましょう。
できれば予習と復習の時間を考慮してトータルで1時間~1時間半くらいのまとまった時間は確保したいところです。
もし難しいのであれば、今の生活を見直してみて、何とか時間を捻出できないか考えてみましょう。
どうしても英会話をマスターしたいのであれば、英語の優先順位を上げるべきですし、それによって他のことを犠牲にする覚悟も必要です。
それができないのであれば、おのずと英会話をマスターするのは難しくなってしまいます。
できる範囲でやってみてください。
まとめ
この記事では『オンライン英会話で上達するコツ』について解説してきました。ここでポイントをまとめておきます。
オンライン英会話を始める前に文法はマスターしておきましょう。文法はレッスンで学ぶのではなく、自分で学ぶものです。
オンライン英会話で上達するためには、毎回のレッスンを目的を持って受け、受け身ではなく自発的に参加するという意識を持ちましょう。
レッスン前の予習は毎回のレッスンの目的を実践するための準備として行うものです。これにより目的をより意識したレッスンができるようになります。
レッスン中は次のようなことを心がけましょう。
- 予習したことを意識してレッスンを進める
- 失敗を恐れずに話す
- 講師からの質問には情報を付け加えて返答する
- 自分からも講師に質問してみる
- わからないことは聞き返す
- レッスン中に気になったことをメモしておく
- レッスンを録音(録画)する
レッスン後の復習はレッスンで学んだことを正しい形で定着させるために行うものです。レッスンで学んだことを確認しておきましょう。
英語がどれだけ話せるかはインプット量に依存するため、レッスンとは関係なく普段からインプット学習をしておくことが大事です。
英会話学習を習慣化するためにも、できる限りレッスンは同じ時間帯に受けるようにしましょう。
以上となります。