TOEIC対策としてオンライン英会話を利用するのはどうなのか気になりますよね。
オンライン英会話スクールの中にはTOEIC対策コースを用意しているところもありますので、利用してみたくなる気持ちはわかります。
ただ、TOEIC対策のためだけにオンライン英会話を利用するのはちょっと慎重になりたいところです。
メリットとデメリットを把握した上で利用するかどうか判断するようにしましょう。
TOEIC対策にオンライン英会話を利用するべきか
TOEIC対策としてオンライン英会話を利用することを考えているのであれば、メリットとデメリットを確認しておきましょう。
オンライン英会話を利用するメリット
オンライン英会話でTOEIC対策をやる場合、次のようなメリットがあります。
- わからないところを質問できる
- モチベーションが維持できる
わからないところを質問できる
教材を使って独学で勉強していると、わからないところは自分で解決するしかありません。
そして、調べてもわからないところはわからないままになる可能性が高いです。
しかし、オンライン英会話をやっていると講師に質問できるので、わからないところはその都度解決することができます。
確実に理解が進んでいく、ということですね。
モチベーションが維持できる
講師とやり取りできることが刺激になるため、モチベーション維持につながります。
一人で勉強していると勉強自体が単調になりがちですが、レッスンだと講師との会話があるので、楽しく学べるのは大きなメリットです。
独学での勉強がつらいと感じるようになってきたのであれば、オンライン英会話は試してみる価値があると思います。
オンライン英会話を利用するデメリット
オンライン英会話でTOEIC対策をやる場合、次のようなデメリットがあります。
- 自分でできることが多い
- 講師の英語での説明が聞き取れない可能性がある
- 講師がTOEICを熟知していない可能性がある
自分でできることが多い
どのスクールでもTOEIC対策は、問題を解いてその後に解説するという流れです。
講師の解説を聞くこと以外の
- 問題を解く
- 音声を聞く
- 英文を読む
といった作業は自分でできます。
つまり、この時間は完全に一人での学習と同じです。
講師の英語での説明が聞き取れない可能性がある
当然のことですが、オンライン英会話のレッスンはすべて英語で行われるもの。
ある程度のリスニング力がないと講師の英語が聞き取れないため、よく理解できないままレッスンが進んでしまう可能性があります。
レッスンについていくためのリスニング力の養成は自分で行わないといけませんが、それではTOEIC対策を受けている意味がありません。
これなら最初から自分で勉強しているほうがよいですよね?
講師がTOEICを熟知していない可能性がある
「TOEIC対策」とは銘打っていても、スクールや講師がTOEICを熟知していない可能性があります。
TOEICの基本的なことくらいは抑えていると思いますが、最新の傾向を把握しているかどうかは疑問です。
わざわざお金を払ってTOEIC対策を受けるのであれば、試験をよく研究しているスクールを選ぶのがよいでしょう。
スクールの講座だから安心という考え方はNGです。
オンライン英会話の選び方
上記のようなメリットとデメリットを把握した上で、オンライン英会話でTOEIC対策をしたいのであれば、スクールを選ぶ際に満たしておきたい条件があります。
それは
TOEIC対策コースがあるかどうか
です。
TOEIC対策が用意されていないスクールだと、英語を話すトレーニングはできますが、TOEICに焦点を絞った学習ができないため、大した効果は期待できません。
英会話力アップのために利用し、そのついでにTOEIC対策も行うのであれば問題はありませんが、第一目的がTOEICのスコアアップであれば、TOEIC対策のないスクールは避けたほうが無難です。
できれば、資格試験対策に力を入れているスクールがよいでしょう。
講師も試験を熟知しているので、中身の濃いレッスンが受けられるからです。
この後、TOEIC対策のあるオンライン英会話スクールをご紹介します。
TOEIC対策ができるオンライン英会話
TOEIC対策ができるオンライン英会話スクールをご紹介します。
<ネイティブキャンプ>
コースは600点対策コースと800点対策コースの2つ。
いずれもPart1、Part2、Part3、Part4、Part7の対策ができるようになっています。
教材の購入は不要です。
<QQEnglish>
720点突破、あるいは100点アップを目指すことを目的に開発されました。
前半25分はリーディング、後半25分はリスニング、という構成です。
また、これとは別に「ボキャブラリービルダー」という、TOEICに出る単語を学べるコースもあります。
<産経オンライン英会話Plus>
450点、650点~750点、850点以上、の3つのコースが用意されています。
指定の教材を購入して、あらかじめ問題を解いておく、というスタイルです。
<EFイングリッシュライブ>
無料のレベルチェックテストを受けた後、自分のレベルに合ったレッスンが受けられるようになっています。
専用教材を使いますが、追加料金は不要です。
<hanaso>
ボキャブラリ対策(400点と600点)、目標450点~550点、目標650点~750点、の3つのコースが用意されています。
TOEICによく出る英単語をhanasoメソッドで効率良く覚えていくことができるのが特徴です。
ボキャブラリ対策の教材は無料、目標450点~550点と目標650点~750点の各教材は自費購入になります。
<mytutor>
試験対策に特化したオンライン英会話スクールです。
500点コース、650点コース、800点コースの3つのコースに加え、語彙&文法、読解&スピーキングの各スキルを独立してトレーニングできるようになています。
試験対策専門スクールということもあって、すべての講師(正社員)が対応できるのも特徴です。
まとめ
この記事では『TOEIC対策にオンライン英会話は有効?』について解説してきました。ここでポイントをまとめておきます。
TOEIC対策にオンライン英会話を利用するメリットは次のとおり。
- わからないところを質問できる
- モチベーションが維持できる
TOEIC対策にオンライン英会話を利用するデメリットは次のとおり。
- 自分でできることが多い
- 講師の英語での説明が聞き取れない可能性がある
- 講師がTOEICを熟知していない可能性がある
オンライン英会話でTOEIC対策をするのであれば、TOEIC対策コースが用意されているスクールを選びましょう。
資格試験対策に力を入れているスクールはおすすめです。
TOEIC対策ができるオンライン英会話は以下のとおり。
- ネイティブキャンプ
- QQEnglish
- 産経オンライン英会話Plus
- EFイングリッシュライブ
- hanaso
- mytutor
以上となります。