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TEDを使った英会話の勉強法【1つの動画を多角的に学習】

TEDを使った英会話の勉強法【1つの動画を多角的に学習】
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TEDというサービス、気になりますよね。

TEDはリスニング力の強化のために使う人が多いわけですが、英会話の勉強としても使うことができます。

この記事では、TEDを使った勉強法のほか、TEDを教材にしたオンライン英会話もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!

TEDとは

まず、TEDとは何なのか抑えておきましょう。

専門家や著名人による語り

TEDとは各分野の専門家や著名人によるカンファレンスを主催している非営利団体のこと。

TEDはいくつかの事業を展開していて、私たちが一般的にいう「TED」とはその中の「TED Talks」を指しています

TED Talksのホームページはこちら

 

TED Talksは専門家や著名人のプレゼンテーションを動画配信しているサービスで、これを英語学習に利用しようというわけです。

当ブログでも「TED」と言えば「TED Talks」を指すと考えてください。

 

動画によってはグラフや表などのビジュアル資料が出てきたりしますので、単なる音声だけのリスニング学習とはまた違った学びができると思います。

 

無料で視聴できる

TEDは無料で視聴できます。

アカウントを作らなくても視聴できますが、アカウントを作ることで動画をお気に入りに追加することができますので、長く利用するのであればアカウントは作っておくのがよいでしょう。

 

気に入った動画がいくつか出てきて段階でアカウントを作る、という考え方でもよいと思います。

 

YouTubeの公式チャンネルもある

TEDには公式YouTubeチャンネルもあります。

ただ、公式YouTubeチャンネルでは、動画を「ジャンル」や「長さ」で抽出することができないため、少し不便かもしれません。

ですので、普段はホームページを利用するのがよいと思います。

 

ちなみに、僕は公式YouTubeチャンネルはほとんど使わず、ホームページを使っています。

 

 

TEDで英会話を勉強するメリット

TEDで英会話を勉強するメリットは主に次の5つ。

  • 動画の数が豊富
  • 生の英語に触れられる
  • 字幕が付いている
  • スクリプトが付いている
  • 動画の長さを選べる

では1つずつ解説します。

動画の数が豊富

TEDには数千本もの動画が公開されています。

ジャンルとしては、テクノロジーやエンターテイメント、ビジネスなどがあり、いずれもその道の専門家が一人で話し続けるというスタイルです。

 

2015年には約2000本だった動画が、2022年には約4000本まで増えています。

これだけの数があれば、自分に興味のある動画は探せば見つかるはずです。

 

とりあえず自分の好きなジャンルを1つ持っておきたいですね。

 

生の英語に触れられる

TEDで公開されている動画は、スピーカーが話したことがそのまま収録されたもの。

発音にクセがあったり、省略があったり、時には文法的な誤りが含まれていたりしますので、慣れるまでは少し大変かもしれません。

 

しかし、教材用のキレイな英語だけでなく、こうした生の英語に触れることで、実践的なリスニング力が養われます

英会話で相手が話す生の英語を聞き取れるようになるために、ぜひTEDを取り入れたいですね。

 

ただ、映画やドラマよりは聞き取りやすいので、学習には適していると思います。

 

字幕が付いている

TEDの動画にはすべて、日本語と英語を含め、世界各国の字幕が付いています。

表示・非表示が選べるようになっていて、学習目的に応じて切り替えられるので便利です。

後ほど解説しますが、この字幕をうまく使うことで学習効果がアップします。

 

字幕があることで、間違った解釈を防げますので、ぜひ活用しましょう。

 

スクリプトが付いている

TEDの動画にはすべて、スクリプトが付いています。

字幕と同様、スクリプトもうまく活用したいですね。

後ほど使い方を解説します。

 

スピーカーの語りに合わせてスクリプトの該当部分をハイライトしてくれます。とても便利なのでぜひ使ってみてください!

 

動画の長さを選べる

TEDには様々な動画が公開されていますが、それらの動画を「長さ」で抽出することができます。

「Duration」のプルダウンメニューが以下のようになっていますので、ここから好きな長さを選べばOKです。

  • 0~6分
  • 6~12分
  • 12~18分
  • 18分以上

 

集中力を維持するために短い動画を選ぶ、たくさん英語に触れたいので長い動画を選ぶ、といった使い方もできます。

 

 

TEDで英会話を勉強するデメリット

TEDで英会話を勉強するデメリットは主に次の2つ。

  • 生の英語なので難しい
  • 語彙や文法の説明は付いていない

では1つずつ解説します。

生の英語なので難しい

生の英語を学べるのはメリットですが、難しいという側面もあります。

初心者には少しハードルが高いですが、文法などの基礎ができていれば、早い段階でトライするのもアリです。

「難しいからこそ思いっきり集中して聞く」という姿勢であれば、効果は期待できます。

 

最初は「概要さえ理解できればよい」という気持ちで学習しましょう。そのほうが長続きします。

 

語彙や文法の説明は付いていない

TEDには語彙や文法などの説明は付いていません。

ですので、わからないところは自分で調べる必要があります

スクリプトは付いていますので、それを見て話の内容が把握できれば良しとしましょう。

 

自分で調べてもわからないところは、とりあえずスルーでOKです。とにかくたくさん聞くことを優先しましょう。

 

TEDの動画の選び方

TEDには数千本もの動画が公開されていますので、どれにしようか迷いますよね。

そこで、学習に使う動画の選び方について解説します。

次のような条件を満たした動画がおすすめです。

  • 自分が興味のあるジャンル
  • 短いもの
  • 概要が理解できるもの

では1つずつ解説します。

自分が興味のあるジャンル

まずは自分が興味のあるジャンルを選びましょう。

メニューの「Topics」からプルダウンで好きなジャンルを選択すれば、そのジャンルの動画が抽出されます。

それらの動画の中から見たい動画を選べばOKです。

 

メニューの「Languages」から「日本語」を選んでおくと、動画のタイトルや詳細が日本語で表示されます。

 

短いもの

なるべく短い動画を使いましょう。

短いと次の2つの利点があります。

  • 集中力が維持できる
  • 繰り返しに便利

 

メニューの「Duration」で「0~6分」を選択すれば、6分以内の動画が抽出されますので、その中から好きな動画を選べばOKです。

 

最初は5分でもかなり長く感じると思います。しばらくは6分以内で十分です。

 

概要が理解できるもの

自分に興味のある動画が見つかれば、実際に見てみて概要が理解できるかどうかを調べます。

感覚でかまいませんので、60%以上理解できるかどうかを判断基準にしましょう

それ以下の理解度だと、少し難しすぎるかもしれません。

 

迷ったら使いましょう。また、ほとんど理解できなくても楽しいというのであれば、それはそれで問題ありませんが、効果はあまり期待できないと思います。

 

TEDの動画を使った学習の手順

動画を選んだらいよいよ学習に入ります。

学習に決まった手順などありませんが、一つのやり方として見てください。

 

手順は次のとおり。

  1. 字幕なしで動画を見る
  2. 日本語のスクリプトを読む
  3. 英語のスクリプトを読む→単語と文法をチェックして再度スクリプトを読む
  4. 日本語字幕で動画を見る→スクリプトを見ながらでもよい
  5. 英語字幕で動画を見る
  6. シャドーイングを行う

では1つずつ解説します。

①字幕なしで動画を見る

まずは字幕なしで動画を見ましょう。

最低限概要くらいは理解できるものを選んでいるはずですので、「何を言っているのかさっぱりわからない」ということはないはずです。

3~5回見ればでOKです。

②日本語のスクリプトを読む

日本語のスクリプトを読んで、内容を確認します。

後ほど字幕ありで動画を見ますので、この段階ではそれほど細かいところまで頭に入れる必要はありません。

2~3回読めばOKです。

③英語のスクリプトを読む

今度は英語のスクリプトを読んで、内容を確認します。

ここでわからない単語や文法は調べておき、すべての英文が理解できる状態にしておきましょう。

2~3回読めばOKです。

④日本語字幕で動画を見る

日本語字幕をONにして動画を見ます。

一つひとつの英文の意味を日本語で確認していく作業です。

 

耳は音声を、目は字幕を、それぞれ追いかけますが、もし難しければ音声スピードを落としてもかまいません

音声スピードは0.75倍と0.5倍に減速できます。

 

ひととおりすべての英文の意味が取れるまで繰り返し動画を見ましょう。

 

スクリプトを表示した状態で動画を再生させると、スピーカーの語りに合わせてスクリプトの該当部分をハイライトしてくれます。字幕の代わりにこちらを使ってもよいですね。

 

⑤英語字幕で動画を見る

次は英語字幕をONにして動画を見ます。

これ以前の学習において、英語のスクリプトを読んでいること、また、日本語字幕で動画を見ていることなどから、かなりラクに英文を追いかけられるはずです。

この段階で英文と意味はすべて理解している状態にしましょう。

 

ここまでの学習がきちんとできていれば、次の学習であるシャドーイングにスムーズに入っていけます。

 

⑥シャドーイングを行う

そして、最後にシャドーイングを行います。

すでに理解している英文を自分でも発話できるようにすることで、主にリスニング力を鍛えるトレーニングです。

 

うまくできなければ音声スピードを落としてもかまいませんが、最終的には通常のスピードでシャドーイングできるようにします。

スムーズにできるようになるまで繰り返しましょう。

 

本格的にシャドーイングに取り組みたいのであれば、シャドーイングに特化したサービスを利用するのも一つの方法です。

「シャドテン」というサービスを体験しましたので、そちらの記事も参考にしてください。

シャドテンの体験レビュー【効果絶大の理由を徹底チェック】

 

TEDを最大限に活用するために

TEDでの学習効果を最大限に高めるためにやっておきたいことをお伝えします。

次の3点です。

  • 好きな動画をお気に入りに追加する
  • 気になった表現をストックする
  • 継続的に見る

では1つずつ解説します。

好きな動画をお気に入りに追加する

好きな動画はお気に入りに追加しておきましょう。

動画の右側にある「Add to list」または「Like」というボタンを押せば完了で、追加した動画はアカウントの「Your list」または「Likes」からアクセスできます。

一度学習が終わった動画であっても、繰り返し見ることでリスニング力がより強固になりますので、ある程度時間をおいてから見るとよいです。

 

お気に入りに入っている動画については完璧に(発話で)再現できるようにしたいですね。そのためのトレーニングとしてシャドーイングは大いに効果を発揮してくれます。

 

気になった表現をストックする

動画を見ていて気になった表現はストックしていきましょう。

ノートやメモ帳などに記録していくのが理想です。

使える表現が増えるにつれ、話せることも増えていきますので、コツコツやっていけば英会話力は確実に上達します。

 

ストックするだけでなく、ときどき見直して発話練習することが大事です。何度も発話していると音で記憶できるようになります。

 

継続的に見る

できれば継続的に動画を見ましょう。

好きな動画が見当たらない場合でも、あるいは、学習という形でなくても、動画を見ることはできるはずです。

ときにはリラックスして楽しむだけの視聴もアリだと思います。

 

完璧主義はやめましょう。時間がないときや疲れているときは見るだけでOKです。

 

オンライン英会話を使ったTEDの学習

TEDを教材として使っているオンライン英会話がありますのでご紹介します。

TEDを使ったオンライン英会話

TEDを素材としたレッスンを提供しているオンライン英会話がありますのでご紹介します。

その名はTEDで英会話

オンライン英会話のマイチューターが提供するレッスンです。

 

動画の内容について

  • 質問に回答する
  • 自分の考えを話す

ことで、リスニング力だけでなく、スピーキング力も養えるのが、このレッスンの特徴です。

 

レッスンで使用する動画は、マイチューターのライブラリーから選びますが、その中に自分が興味のある動画が入っていない可能性もあります。この点が唯一のデメリットかもしれません。

ただ、ライブラリーは公開されていますので、あらかじめ確認できます。

ちなみに、レッスン料金は買い切り型で、レッスン回数もそこそこ多いので、チャレンジする価値アリです!

>>> 『TEDで英会話』はこちら

 

こんな目的におすすめ

『TEDで英会話』は以下のような目的におすすめです。

  • あるテーマについて意見を言えるようになりたい
  • 英検1級の二次試験対策をしたい

では1つずつ解説します。

あるテーマについて意見を言えるようになりたい

レッスンでは、動画の内容について講師からの質問に回答したり、自分の意見を言うトレーニングが入っていますので、そのテーマについての発信力が養われます。

前述の学習法だと、リスニング力は鍛えられますが、発信力を鍛えるトレーニングとしては不十分です。

講師とディスカッションすることで、会話力を鍛えていきます。

 

独学では難しいディスカッションができるのがオンライン英会話のメリット。リスニング力だけでなく発信力も身につけておきたいですね。

 

英検1級の二次試験対策をしたい

英検1級の二次試験では面接委員との質疑応答がありますので、その対策として『TEDで英会話』が使えます。

試験ではどのトピックに当たるかわかりませんが、どのトピックについてもそれなりに自分の意見を言えるようにしておけば、自信を持って試験に挑めるはず。

スピーチの後の質疑応答に不安があれば、このレッスンで解消しておきましょう。

 

スピーチができても質疑応答ができなくて不合格になることがあります。逆にスピーチができなくても質疑応答で挽回することができます。

ウエイトは半々と考えて、しっかり対策したいですね。

>>> 『TEDで英会話』はこちら

 

 

まとめ

この記事では『TEDを使った英会話の勉強法』について解説してきました。ここでポイントをまとめておきます。

この記事のポイント

TEDとは、専門家や著名人のプレゼンテーションを動画配信しているサービスのこと。

動画を無料で視聴でき、YouTubeの公式チャンネルもあります。

TEDで英会話を勉強するメリットは主に次の5つ。

  • 動画の数が豊富
  • 生の英語に触れられる
  • 字幕が付いている
  • スクリプトが付いている
  • 動画の長さを選べる

TEDで英会話を勉強するデメリットは主に次の2つ。

  • 生の英語なので難しい
  • 語彙や文法の説明は付いていない

次のような条件を満たした動画がおすすめです。

  • 自分が興味のあるジャンル
  • 短いもの
  • 概要が理解できるもの

TEDの動画を使った学習の手順は次のとおり。

  1. 字幕なしで動画を見る
  2. 日本語のスクリプトを読む
  3. 英語のスクリプトを読む
  4. 日本語字幕で動画を見る
  5. 英語字幕で動画を見る
  6. シャドーイングを行う

TEDでの学習効果を最大限に高めるために、次の3点を意識しましょう。

  • 好きな動画をお気に入りに追加する
  • 気になった表現をストックする
  • 継続的に見る

TEDを使ったオンライン英会話として『TEDで英会話』がおすすめです。

『TEDで英会話』は以下のような目的に使えます。

  • あるテーマについて意見を言えるようになりたい
  • 英検1級の二次試験対策をしたい

 

TEDはただ見て終わりではなく、1つの動画を多角的に学習することで、効果は何倍にもアップします。

ぜひTEDをうまく活用していきましょう!

以上となります。