オンライン英会話ではフリートークのレッスンも人気ですが、その一方で苦手意識を持っている人が多いのも事実のようです。
フリートークでは自由に話してもよいわけですが
・何を話したらよいのかわからない
・言いたいことがすぐに出てこない
・話が続かない
など、自由だからこそ英語力が反映してしまい、できない自分に自信を失くすというパターンが多いように見受けられます。
そこで、オンライン英会話でフリートークがうまくできるようになるコツをまとめました。
ここでご紹介する内容を忠実に実践すれば、フリートークは必ずできるうようになりますので、ぜひ参考にしてください!
フリートークのメリット
オンライン英会話のフリートークには、主に次のようなメリットがあります。
- 実践に近い練習ができる
- 瞬発力が付く
- 気楽に楽しめる
- レッスン内容をカスタマイズできる
実践に近い練習ができる
フリートークでは実践に近い練習ができます。
なぜなら、自由に会話をするというスタイルが実際の会話そのものだからです。
講師が話すことに対して適切な返答をしないと会話が成り立たないため、フリートークでは実践の予行演習みたいなことができます。
ただ、実践と違うのは、フリートークはあくまでレッスンであるということ。
間違ってもよいので、会話を楽しむ気持ちでたくさん話すことを心掛けましょう。
瞬発力が付く
フリートークを続けることで瞬発力が付きます。
なぜなら、講師からの問いかけに対し即座に返答しないと会話がスムーズに進まないからです。
これも実践に近いフリートークならではのメリットだと言えます。
教材を使ったレッスンに加えて、ときどきフリートークのレッスンを受けることで、少しずつ瞬発力を磨いていきたいですね。
気楽に楽しめる
ある程度はできるという前提にはなりますが、フリートークは気楽に楽しむことができます。
なぜなら、ある意味、何でもアリだからです。
他のレッスンと違って、教材は決まっていない、話題も自分で決めてよいなど、自由度が高いのがフリートークの特徴ですので、心理的な負担は軽いのではないでしょうか。
最初の頃は少し大変かもしれませんが、慣れてくると英会話の醍醐味を楽しめるようになるはずです。
レッスン内容をカスタマイズできる
先ほど「何でもアリ」と言いましたが、フリートークは自分が希望する内容にカスタマイズできるのも特徴の一つです。
例えば、海外旅行に行く予定があれば海外旅行でよくある会話の練習をしたり、海外勤務が決まったのであればビジネスシチュエーションで練習をしたり、といったことができます。
ただ英語で自由に会話をするだけでなく、このように目的を持って練習をすることで非常に有益なレッスンになりますので、ぜひフリートークをうまく利用したいですね。
フリートークのデメリット
オンライン英会話のフリートークには、主に次のようなデメリットがあります。
- 毎回同じような内容になってしまう
- 内容によっては話が発展しない
- 体系的に学ぶのが難しい
- 聞くだけになってしまう(特に初心者)
毎回同じような内容になってしまう
フリートークでは毎回同じような内容になってしまいがちです。
英語力が不足していて言いたいことが言えなかったり、話のネタが思い付かなったりして、いつも話していることを吐き出すだけで終わってしまうというパターンはよくあります。
誰でも最初はそんな感じですので、これについては全く気にする必要はありません。
後ほどネタの探し方や準備の仕方について解説しますので、ぜひそちらを参考にしてください。
内容によっては話が発展しない
フリートークでは話が発展しないこともあります。
自分または講師がよく知らない話題であったり、講師との相性が良くなかったりする場合に起こり得る現象です。
話が発展しないとモチベーションが下がりますよね。
講師側の問題についてはどうしようもありませんが、自分ができることはあらかじめやっておきましょう。
これも後ほど解説するネタの探し方や準備の仕方を参考にしてください。
体系的に学ぶのが難しい
フリートークは体系的に学ぶのが難しいです。
何でも自由に話せるのがフリートークの醍醐味ですが、自由だからこそ計画的に進めないと学んだことが頭の中で整理できなくなります。
できれば毎回目的を持ってレッスンに入りたいですね。
聞くだけになってしまう(特に初心者)
ある程度英語力がないと、聞くだけになってしまう可能性があります。
基本的にフリートークは初心者には向いていませんが、もし挑戦するのであればしっかり準備しておきたいですね。
間違ってもよいので、自信を持ってたくさん話すことを心がけるとよいでしょう。
後ほど初心者向けの対策について解説しますので、そちらを参考にしてください。
フリートークのネタの探し方
フリートークでは何を話したらよいのかわからないという声をよく聞きます。
ただ漠然とフリートークを始めてしまうとこのような現象に陥ってしまいますので、話題はあらかじめ用意しておきたいですね。
フリートークのネタ探しには次のような方法がありますので、ぜひ取り入れてみてください。
- カテゴリーを用意しておく
- ニュースをネタにする
- 身の回りの出来事をネタにする
- 講師が興味を持つ話題を選ぶ
- あえて苦手な分野を選ぶ
- マニアックなネタは避ける
カテゴリーを用意しておく
ネタを探すための最もオーソドックスな方法はカテゴリーを用意しておくことです。
思い付いたものはどんどんカテゴリーに追加していけば、ネタに困ることはなくなるでしょう。
カテゴリーの分け方は何でもかまいませんので、とにかくたくさん作るのがコツです。
例えば、次のような感じです。
娯楽 | テレビ、映画、音楽、スポーツ、占いなど |
ショッピング | コンビニ、スーパー、ドラッグストアなど |
美容・健康 | ダイエット、食事、運動、メイクなど |
イベント | 正月、ひな祭り、七五三、クリスマスなど |
家事 | 炊事、洗濯、掃除、クリーニングなど |
仕事 | 業種、職種、就職・転職、退職、副業など |
他にも、趣味や習い事、ペットやファッションなど、探せばいくらでもありますので、自分なりにカテゴリーを作ってみましょう。
ニュースをネタにする
ニュースをネタにすれば、ネタに困ることはありません。
なぜなら、ニュースは必ず毎日入ってくるからです。
ニュースを見たら(聞いたら)、自分の意見を英語で言うクセを付けておくと、良い練習になります。
よくわからないニュースでもわからないなりに何か言う練習をしておくと、どんな話題が来ても怖くなくなること間違いなしです。
できればニュースをよく聞いて、そこで使われている単語や表現を自分が使えるようになれば、発信力の幅が大きく広がります。
身の回りの出来事をネタにする
身の回りの出来事をネタにするのも一つの方法です。
1日の中の出来事でもよいですし、過去1週間の出来事でもよいので、振り返ってみましょう。
日々の行動パターンは決まっていることが多いですが、逆にパターンが決まっているからこそ、それに対応する表現を覚えれば、その表現は一生使えます。
日常英会話の表現力を鍛えるにはとても良い方法です。
講師が興味を持つ話題を選ぶ
講師が興味を持つネタを選ぶことも考えましょう。
人は誰でも自分が興味のあることが話題になると嬉しくなりますよね。
会話の相手が嬉しい気持ちになれば、自然と自分も嬉しい気持ちになるため、フリートークを楽しむことができます。
ちなみに、講師が興味を持つネタは講師のプロフィール欄から見つけましょう。
趣味や得意分野が書かれているはずですので、チェックしてみてください。
できれば、自分も興味のあるネタであればより会話が弾むためおすすめです。
あえて苦手な分野を選ぶ
あえて自分が苦手な分野をネタとして選ぶ方法もあります。
苦手な分野が話題になってもそれなりに会話が続けられるように練習をしておくことも必要だからです。
よくわからない場合にどういう言い回しをすればよいのか、どのように返答すれば会話が続くのか、といったコツを身に着けることができます。
レッスンはあまり楽しくないかもしれませんが、ぜひやっておきたいですね。
マニアックなネタは避ける
フリートークではマニアックなネタは避けましょう。
自分がそのネタに詳しくても講師がわからないと会話が続かなくなるからです。
自分が好きなことや詳しいことはつい他人に話したくなりますが、あくまでレッスンであるということを忘れないようにしましょう。
両者が言葉のキャッチボールをたくさんできるような話題が無難です。
フリートークの準備はこうする
何もせずにいきなりフリートークのレッスンに入るのではなく、必ず事前に準備をしておきましょう。
準備をすることで、フリートークがより有益なものになるからです。
やり方は簡単で、次の3つのステップで行います。
- ネタを決める
- フレーズをまとめておく
- フレーズが使われる場面をイメージする
準備①ネタを決める
まずはフリートークで話すネタを決めます。
ネタの探し方については先ほど「フリートークのネタの探し方」のところで解説しましたので、そちらを参考にしてください。
基本的には1つ決めればOKです。
準備②フレーズをまとめておく
ネタが決まったら、そのネタで使われそうなフレーズを用意します。
フリートークで話す内容をすべて英語にするという意味ではなく、話題のポイントになることについてのみフレーズの形にしておくという意味です。
どんなネタであっても、頭にパッと出てくること(話したいこと)があると思いますが、それを英語の形で用意しておきます。
例えば、「コンビニ」をネタとして決めたのであれば、次のようなフレーズが使えるのではないでしょうか。
I often buy onigiri at a convenient store.
(私はよく、コンビニでおにぎりを買います。)
There are many convenient stores within walking distance of my house.
(自宅から徒歩圏内にたくさんのコンビニがあります。)
I often stop by a convenience store on my way home.
(私はよく、家に帰る途中でコンビニに立ち寄ります。)
このようにあらかじめフレーズを用意しておくと、自分から情報を発信できるため、沈黙を避けることができますよね。
こうしたフレーズを10個ほど用意しておきましょう。
また、用意したフレーズ中の単語を入れ替えることで、他の話題でも使うことができます。
例えば、3番目の英文だと
a convenience store → a cafe(カフェ)
on my way home → on my way to work(通勤途中に)
として
I often stop by a cafe on my way to work.
(私はよく、通勤途中にカフェに立ち寄ります。)
といったフレーズが完成します。
「仕事」や「カフェ」が話題の場合に使えますよね。
ちなみに、こうしたフレーズは辞書等で調べながら作っていきますが、正しい英文を作るためには文法が身に着いている必要があるため、文法があやふやな場合は先に学習しておきましょう。
英文を一つひとつ作っていくのは面倒ですが、上述のように一つの英文の中の単語を入れ替えることでいろんな話題で使えるようになるため、時間をかけて英文を作るだけの価値はあります。
ぜひトライしてみてください!
準備③フレーズが使われる場面をイメージする
フレーズが用意できたら、それらのフレーズがどのような場面で使われるのかイメージします。
フレーズの使われ方をイメージしておくことで、会話のやり取りの中でフレーズを素早く引き出すことができるからです。
例えば、先ほど出てきた最初のフレーズであれば「コンビニで何を買うのか?」と聞かれたときにすぐに反応できますし、3つ目のフレーズであれば「コンビニを日常的に利用していること」を伝える際にサッと引き出せるようになります。
ただフレーズを覚えているだけでは必要な時に瞬時に引き出すことは難しいですが、このようにあらかじめイメージしておくことで、必要な時に必要な表現がパッと出てくるようになりますので、必ずやっておきましょう。
また、少々強引でもかまいませんので、用意したフレーズはフリートークの中で全部使うように頑張ってみてください。一度使ったフレーズは体が覚えてくれますので。
イメージを超えて自分なりに会話を作って練習するのが1人ロールプレイです。以下の記事で詳しく解説していますので、そちらも参考にしてください。
フリートークの効果的なやり方
準備が終わったら、いよいよ講師とのフリートークのレッスンです。ここではフリートークの効果的なやり方について解説します。
主に以下のような点を意識すればOKです。
- 主張→理由→具体例で考える
- 自分からも講師に質問する
- 課題を講師に伝えておく
- 間違いの指摘を講師にお願いする
- テーマを定める
- 間違いを恐れない
- 用意したフレーズをそのまま使うとは限らない
主張→理由→具体例で考える
自分から何か情報を伝えるときに「~はこうです」とか「~はこう思います」とだけ言って発言を終わると、少しぶっきらぼうな印象を与えてしまいますよね。
そこで、言いたいことを「主張→理由→具体例」で考えると、発言に説得力が生まれるのでおすすめです。
先ほど出てきた次のフレーズで考えてみましょう。
I often stop by a convenience store on my way home.
(私はよく、家に帰る途中でコンビニに立ち寄ります。)
このフレーズが「主張」だとしたら、これに「理由」と「具体例」を追加します。
例えば、
<理由>
I get something to eat.
(何か食べるものを買います。)
<具体例>
I usually buy onigiri and bottled tea.
(たいてい、おにぎりとペットボトルのお茶を買います。)
話の内容によっては「理由」と「具体例」のどちらかが欠損することもあります。
上記の例ですと、「主張」の後、「理由」を飛ばして「具体例」を言ってもまったく不自然ではありませんよね。
このあたりは臨機応変に対応しましょう。
いずれにしても、「主張」だけでなく「理由」と「具体例」を考えるクセをつけておけば、より豊かな会話ができるようになりますので、ぜひ試してみてください!
自分からも講師に質問する
フリートークでは、講師からの質問に答えるだけでなく、自分からも講師に質問してみましょう。
例えば、
「私はこう思いますが、あなた(講師)はどう思いますか?」
「私はこれが好きなんですが、あなた(講師)は何が好きですか?」
「私はよく母親と買い物に行くのですが、あなた(講師)は誰と行きますか?」
みたいな簡単な質問文であれば、何とか英語で言えますよね?
質問は「5W1H」で考えるのがおすすめです。
5W1Hとは、Who(誰が)、When(いつ)、Where(どこで)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)で始まる疑問文を指します。
上記の3つの発言の後半は、上から順に How(どのように)、What(何を)、Who(誰が)を尋ねる質問です。
常に5W1Hを頭に置いておけば何か質問できるはずですので、自分の発言で終わらずに講師にも質問してみてください。
課題を講師に伝えておく
フリートークが始まる前に、自分の課題を講師に伝えておくのもよいでしょう。
なぜなら、講師がその課題を解決できるようなアプローチをしてくれるからです。
例えば、発音に課題があれば発音を重点的にチェックしてくれますし、フレーズの自然さが課題であればそれをチェックしてくれます。
そして、そうした課題に対して適切なアドバイスがもらえますので、改善につなげることができますよね。
1回のレッスンでたくさんの課題を伝えても講師が大変ですので、毎回のレッスンで伝える課題は1つに絞るとよいです。
講師に課題を伝える際には、次のような依頼表現が使えます。
Could you check my pronunciation?
(私の発音をチェックしていただけますか?)
Could you check if I speak natural English?
(私が自然な英語を話しているかどうかチェックしていただけますか?)
間違いの指摘を講師にお願いする
フリートーク中に自分が犯した間違いを指摘してもらうよう講師にお願いすることもできます。
講師の中には受講生の発言に間違いがあってもあえて指摘しないようにしている人もいますので、あらかじめお願いしておくと安心です。
ただし、これはある程度英語力がある人(中級以上の人)が使うべき方法になります。
あまりにも英語力が低いと発言の中に間違いがたくさん含まれているため、一つひとつ指摘してもらうのは効率が悪いからです。
次のような依頼表現が使えます。
Could you correct my mistakes and write them in the chat box?
(私の間違いを訂正して、チャットボックスに書き込んでいただけますか?)
テーマを定める
ただ漠然とフリートークをするのはやめましょう。
度胸はつくかもしれませんが、英語力は向上しないからです。
そこで、毎回のレッスンでテーマを定めることをおすすめします。
例えば、
- 講師からの質問にはすべて文の形で返答する
- このフレーズは必ず使えるようにする
- この意味を表す自然なフレーズを教えてもらう
- 接客のフレーズをいくつか教えてもらう
- よく使うこの単語の正しい発音を覚える
など、何でもよいのでテーマを定め、そのテーマを必ず消化することです。
そうすれば、学んだことが積み上がっていくため、確実に上達することができます。
間違いを恐れない
フリートークでは間違いを恐れてはいけません。
間違いを恐れていては、たくさん話すことができないからです。
フリートークは自由に話せるのがメリットの一つですので、レッスン時間をフルに使って、とにかく英語をたくさん口から出すことを心掛けましょう。
先ほども述べましたが、間違いを指摘してもらうようあらかじめ講師にお願いしておけばよいので、レッスン中はあまり間違いを気にする必要はありません。
用意したフレーズをそのまま使うとは限らない
フリートーク本番で使うフレーズを準備の段階で用意しますが、必ずしも用意したフレーズをそのままの形で使わないといけないわけではありません。
というより、そのまま使うと不自然な場合がありますので、トークの内容にふさわしい形にアレンジすることが大事です。
用意したフレーズを元にして、即興で適切なフレーズを作り出すというイメージをしてください。
先ほど次のようなフレーズを出しましたが、コンビニが少ない場合はそのまま使えませんよね。
There are many convenient stores within walking distance of my house.
(自宅から徒歩圏内にたくさんのコンビニがあります。)
そこで、many → few に置き換えて
There are few convenient stores within walking distance of my house.
(自宅から徒歩圏内にはほとんどコンビニがありません。)
とすればOKです。
これくらいのアレンジはできるようになりたいですね。
たくさん練習すれば必ずできるようになります!
フリートーク初心者はどうする?
基本的にフリートークは中級以上の英語力がないと難しいです。
ですが、初心者であってもフリートークを楽しみたいという人もいるのではないでしょうか。
そこで、初心者がフリートークをうまくこなす方法をお伝えします。
以下のようなポイントを押さえておきましょう。
- 初心者向けの講師を選ぶ
- フリートークが得意な講師を選ぶ
- 日本人講師を選ぶ
- 用意したフレーズを手元に置いておく
- フリートークはときどき行えば十分
初心者向けの講師を選ぶ
フリートークの相手になってくれる講師が容赦のない英語を話してきたら、初心者の身としては困りますよね。
やっぱり初心者であることを理解してくれて、配慮のある話し方をしてくれる講師のほうが安心ではないでしょうか。
オンライン英会話の中には、初心者向けの講師が在籍しているスクールもありますので、ぜひ利用したいところ。
例えば、DMM英会話やレアジョブでは講師検索で「初心者向け」の講師を探すことができるので便利です。
また、「初心者向け」でなくても「講師歴3年以上」といった経験豊富な講師であれば、初心者へのレッスンもたくさん行ってきているはずですので、検索の対象にしてもよいでしょう。
もし、現在利用しているスクールに検索機能があれば試してみてください。
初心者の特徴がわかっている講師であれば、とりあえず安心ですよね。
フリートークが得意な講師を選ぶ
講師の中にはフリートークが得意な人もいますので、積極的に利用したいところ。
講師検索のフリーワード検索で「フリートーク」と打ち込んで探すと、フリートークが得意な講師がヒットしてきますので、そういった講師のレッスンを受けてみるのも一つの方法です。
ちなみに、ネイティブキャンプでは講師検索で「フリートークが得意」という項目をチェックできるようになっています。
フリートークが得意な講師は必ずしも初心者へのレッスン経験が豊富というわけではありませんが、フリートークの指導が上手であれば初心者でも付いていけるはずです。
日本人講師を選ぶ
日本人講師を選ぶのも一つの方法です。
日本人講師は自身も初心者の頃があったわけですので、初心者がつまづきやすいポイントは抑えています。
フィリピン人講師やネイティブ講師と違って、頭で理解するのではなく実感として理解できるのが日本人講師の大きな強みです。
ただし、日本人講師はどのオンライン英会話にも在籍しているわけではありません。
日本人講師が在籍していて初心者でも安心してレッスンが受けられるスクールは以下の3つです。
以下の記事では、日本人講師のメリットについて解説していますので、参考になるかと思います。
用意したフレーズを手元に置いておく
準備の段階で用意したフレーズを手元に置いておくと安心です。
いわゆる「カンニングペーパー」ですね。
用意したフレーズは頭に入れておくのが理想ですが、初心者にはなかなか難しいと思いますので、フリートーク中にわからなければ見てもかまいません。
カンニングしたら意味がないと思われるかもしれませんが、実際の人との会話の中で口からフレーズが出てきたという経験は強く記憶に残るものですので、意味はあります。
その代わり、レッスンが終わったら何度も暗唱して、最終的には何も見ないで言えるようにしておきましょう。この作業は大事ですので忘れずに!
フリートークはときどき行えば十分
フリートークはときどき行えば十分です。
フリートークはどちらかというと積み上げ学習ではなく実践練習で、基礎が固まっていない状態で実践ばかりやるのは非効率だからです。
頻度としては5回に1回程度でよいと思います。
普段の学習の成果を試すためにフリートークを受けるという感じでしょうか。
あくまでメインは自主学習や通常レッスンですので、フリートークはその合間に受ける形にしましょう。
フリートークの様々な活用法
フリートークは自由度の高いレッスンですので、話すこと以外の目的にも利用できます。
次のような目的での利用が可能です。
- 英文のチェック
- 面接の練習
英文のチェック
自分が書いた英文を講師にチェックしてもらいましょう。
自分が書いた英文は文法的な間違いが含まれていたり、文法的には問題なくても不自然だったりしますので、そういった部分を講師に指摘してもらいます。
自分では問題ないと思っていても、おかしな部分がたくさんあったりしますので、客観的なチェックを受けてみる価値アリです。
また、書いた英文だけでなく、関連する他の表現を教えてもらうこともできますので、表現の幅を広げることができます。
普段プライベートで書いている日記や、仕事で書いているビジネスメールなど、フリートークを利用して講師にチェックしてもらってみてはいかがでしょうか。
面接の練習
フリートークで面接の練習をすることもできます。
外資系企業などでは英語で面接が行われますが、その面接対策としてフリートークを利用する方法です。
就職や転職の面接はただの英語での会話ではなく、志望動機や仕事の中身についてのやり取りですので、そうしたビジネスでの面接対策の経験がある講師を選ぶようにしましょう。
講師検索のフリーワード検索で「面接」と打ち込んで探すと、面接対策ができる講師がヒットしてきますので、そういった講師のレッスンを選びます。
ただ、そうした検索機能がないスクールであれば、講師のプロフィールを一つひとつ見ていくしかないですね。
ちなみに、英検などの資格試験の面接対策については、それに特化したコースを利用するほうがより濃い対策ができると思います。
フリートークが上達するために必要なこと
フリートークを受けているだけはフリートークは上達しません。
ここではフリートークが上達するために何をすればよいのか解説します。
主に次のようなことを意識しましょう。
- 日頃から英語を話すクセを付ける
- 気になった単語や表現を覚えていく
- 4技能をバランス良く鍛える
日頃から英語を話すクセを付ける
日頃から英語を話すクセを付けておきましょう。
普段英語を話していないのにフリートークでうまく話せるわけがないからです。
話す内容は何でもかまいませんが、もし自分が英語を使うシチュエーションが決まっているのであれば、そのシチュエーションをテーマにしてみましょう。
そうすることで自分が必要とする語彙や表現を効率よく身に着けることができます。
一人で英語を話すので、いわゆる「独り言英会話」になりますが、これについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひそちらも参考にしてください。
気になった単語や表現を覚えていく
気になった単語や表現は覚えていきましょう。
「これ何て言うんだろう?」という時があれば辞書やネット等で調べて、できればノートに書いておくとよいです。(もちろん、書くだけでなく覚える作業も必要です)
そして、調べてもわからなかったり自信がなかったりすれば、講師に質問すれば解決できます。(調べもせずに質問するのはNGです)
覚えている単語や表現が多いほどフリートークはラクになりますので、この地道な作業は怠らずにやりましょう。
「フリートークがラクになる」=「英会話が上達している」ということですから。
4技能をバランス良く鍛える
フリートークの上達のためには、4技能をバランス良く鍛えましょう。
話すことだけ練習すればよいわけではありません。
リスニング力を鍛えれば相手の言うことが聞き取りやすくなりますし、ライティング力を鍛えれば正しい英語を話せるようになります。
また、話すことに関係なさそうなリーディング力ですが、英語が読めるようになると、話のネタになる情報をより幅広く収集できるようになります。
つまり、4技能を鍛えることでフリートークを含めた英会話力が向上するわけです。
「話す」「聞く」「書く」「読む」はバラバラに存在しているのではなく、それぞれが有機的につながっていますので、どれも学習する必要があります。
フリートークにおすすめのオンライン英会話
フリートークにおすすめのオンライン英会話がありますのでご紹介します。
以下の3つくらいを見ておけばOKです。
<レアジョブ>
スモールトークやディスカッションといったフリートークに適した教材が用意されています。
また、初心者向きの講師を検索で探せるのもおすすめのポイントです。
<Kiminiオンライン英会話>
何と言ってもフリートークのための独立したコースが用意されているのが特徴です。
仕事や旅行、ファッションなど、全8コースから選べます。
<ネイティブキャンプ>
フリートークが得意な講師を検索項目でチェックして探すことができます。
レッスン回数無制限はこのスクールの大きな特徴です。
いずれも無料体験ができますので、実際に体験レッスンを受けてみて、気に入ったところを選べばよいと思います。
まとめ
この記事では『オンライン英会話のフリートークはこれで万全』について解説してきました。ここでポイントをまとめておきます。
オンライン英会話のフリートークには、主に次のようなメリットがあります。
- 実践に近い練習ができる
- 瞬発力が付く
- 気楽に楽しめる
- レッスン内容をカスタマイズできる
オンライン英会話のフリートークには、主に次のようなデメリットがあります。
- 毎回同じような内容になってしまう
- 内容によっては話が発展しない
- 体系的に学ぶのが難しい
- 聞くだけになってしまう(特に初心者)
フリートークのネタ探しには、次のような方法があります。
- カテゴリーを用意しておく
- ニュースをネタにする
- 身の回りの出来事をネタにする
- 講師が興味を持つ話題を選ぶ
- あえて苦手な分野を選ぶ
- マニアックなネタは避ける
フリートークの準備は、次の3つのステップで行います。
- ネタを決める
- フレーズをまとめておく
- 会話をシミュレーションする
フリートークは主に以下のような点を意識して行いましょう。
- 主張→理由→具体例で考える
- 自分からも講師に質問する
- 課題を講師に伝えておく
- 間違いの指摘を講師にお願いする
- テーマを定める
- 間違いを恐れない
- 用意したフレーズをそのまま使うとは限らない
初心者は以下のようなポイントを押さえておきましょう。
- 初心者向けの講師を選ぶ
- フリートークが得意な講師を選ぶ
- 日本人講師を選ぶ
- 用意したフレーズを手元に置いておく
- フリートークはときどき行えば十分
フリートークは次のような目的でも利用できます。
- 英文のチェック
- 面接の練習
フリートークにおすすめのオンライン英会話は次の3つです。
フリートークは苦手意識を持つ人が多いですが(僕もそうです)、しっかり準備をしていけば大丈夫です。
さっそく今日から行動して、フリートークを楽しめるようになりましょう!
以上となります。